チロル・ドロミテを歩く ~その5~ [旅の思い出]
ラガツォイからの展望
☆☆☆☆☆ 5.ラガツォイ展望トレッキング ☆☆☆☆☆
"チロル・ドロミテ” の旅 Map ~おおよその位置~
5日目の今日からはドロミテの景勝地のトレッキングが始まる。ボルツアーノのホテルを発ち、ドロミテ街道をドライブしながらエメラルドグリーンのカレッツア湖に寄る。その後、ボルドイ峠を経て、ファルツァレーゴ峠からゴンドラにてラガツォイ展望台へ上がる。この展望台から峠に下る約5.6kmのトレッキングを楽しむ。
宜しかったら続きをご覧ください。
・・・ 神秘の湖 ~カレッツア湖~ ・・・
上空を雲が覆っている。残念ながら背後の山々も見えず、 神秘的な"エメラルドグリーン" の湖面を見ることもできなかった。
・・・ カレッツア湖の周辺 で たくさん咲いていた花 ・・・
キンポウゲ属の仲間
バラ科の仲間
・・・ ボルドイ峠 に 向かう ・・・
バスの車窓から
朝7時半に出発したバスは、カレッツア湖に寄った後、ボルドイ峠を目指した。峠に近づくと緑の植えに山並が広がってきた。素晴らしい景色の連続。
サッソポルドイ展望台(標高2,950m)
峠が近づくとサッサボルドイの山頂展望台(中央)に登る展望台が見えてきた。あんな高いところまでロープウエー出行けるとは、さすがドロミテの景勝地。右の雲の一端にロープウエーが2台見える。
ボルドイ峠 ロープウエー乗り場
10:35 ボルドイ峠に到着。ここは休憩のみの予定だった。あまりにも素晴らしい景色が眼前に広がっていたことと時間の余裕があったことなどから、急遽山頂展望台までの往復をすることになった(添乗員の粋な計らいに、一同大喜び)。
ロープウエーはサッサボルドイ展望台を目指す
展望台が近づく
展望台は標高2,950mにある"パノラマテラス"。ここからトレッキングコースが何本も整備されているという。今回は大パノラマを楽しむだけだ。山頂に近づくと、みんな窓の外に注目する。こんな高いところで、綱渡りをしているのだ(画面中央)。
・・・ 山頂テラスでの大パノラマ ・・・
左端:山頂駅(中央に雪渓)
右端に標高3,170mのピッツ・ボエ山が頭一つ高くなっている。
上の写真の右(ロープウエーの山麓駅は右下方向)
パフォーマンスは写真上の谷に張ったロープで
ボルドイ峠方向を眺める(右端が山頂駅)
あっという間に予定時間が過ぎてしまった。眼下に見えるボルドイ峠の駅(標高2,239m)に下る。ロープウエーは標高差700mを一気に下る。正面に見える山がドロミテ山魂の最高峰マルモラーダ(標高3,343m)ではないだろうか。
☆☆☆☆☆ ファルツァレーゴ峠に向かう ☆☆☆☆☆
ボルドイ峠 & サッサボルドイのパノラマテラスを後に
予定になかったサッサボルドイの "パノラマテラス" を楽しんだ(予定をかなりオーバーかな?)あと、今日のメイン "ラガツォイ展望トレッキング" を行うファルファレーゴ峠に向かう。
トレッキングのコース(現地の案内看板から)
ファルツァレーゴ峠からゴンドラに乗り、ラガツォイ展望台へ上る。ラガツォイ小屋で昼食を取った後、オレンジ色の矢印に沿って峠のゴンドラ駅に下る。約700mの高低差を2時間半程かけて歩く。岩場の連続する下りのトレッキングとなる。
☆☆☆☆☆ ラガツォイ展望トレッキング ☆☆☆☆☆
ラガツォイ展望台(車窓から)
ファルツアーレーゴ峠からラガツォイ展望台へ向かうゴンドラが山頂付近に小さく見える。右下の道はトレッキングで下ってくる道なのだろう。
13:55 ラガツォイ小屋(左端)での昼食を終え、トレッキングがスタート
・・・ 素晴らしい ドロミテ の 景観 ・・・
中央にラガツォイ小屋
右端にラガツォイ小屋
素晴らしいパノラマが続く
中央付近に、2日後に歩く "チンクエ・トーリ" が見える。
戦争の傷跡 ・・・ 塹壕(画面右下)
第1次世界大戦時、イタリアとオーストリアの山岳兵が戦った塹壕。この塹壕の奧にはお互いが監視し合うように岸壁に窓が開けられている。ドロミテ山塊には、所々に塹壕や兵隊宿舎等が造られている。過酷な条件で暮らしていた山岳兵の嘆きが聞こえてくるようだ。
トレッキング・ロードはこのような山塊を縫うように続いている(左手にハイカー)。
ゴツゴツした岩山の連続 所々に雪渓
終点・・ファルファゴーレ峠・・が近づいてきた
左端に峠の駐車場。頭上に駅に降りるゴンドラが見える(16:20頃 到着)。
・・・ 今日のコース で 咲いていた花 ・・・
ファルツァレーゴ峠 ~そびえるラガツォイとお花畑~
このコースもたくさんの花たちと出会えた。今まで見てきた花も、はじめて見たものもある。
その中から、いくつか紹介する。
エーデルワイス(キク科)
やっと出会えた "アルプス三大名花" の一つ。右上のキクは "アズマギク" の仲間か?
バルトシア属 ~Bartsia alpina~(ゴマノハグサ科)
ヒメハギ属 ~Polygara alpestris~(ヒメハギ科)
山塊裾野の斜面には・・・ お花畑 青い花は "ルリカンザシ"?
ルリカンザシ属 ~Globularia nudricaulis~(グロブラリア科)
乾燥地帯 ~ドロマイトの岩だらけ~ にも植物が生育する
アルピナ・ウンラン(ゴマノハグサ科)
キンポウゲ属 Ranunculus glacialis (キンポウゲ科)
科属種 不明 ・・・オミナエシ科 Valeriana montana (?)>
キジムシロ属 ~Potentilla nitida~(バラ科)
この花はドロミテ特産で、通称 "ドロミテアカバナキンバイ" と言うらしい。
お花畑にはキンポウゲ科の花が似合う
エリカ属 ~Erica carnera~(ツツジ科)
ドロミテのトレッキング初日が終わりました。好天にも恵まれ、
今日も、雄大な自然と素晴らしい高山の花を楽しむことができました。
次回 6.トレ・チーメ・ディ・ラバレード 一周トレッキング に続きます。
彫刻のオブジェ ~トレ・チーメ~
次回もドロミテのゴツゴツした岩場のトレッキングです。
トレ・チーメ・・・・・"3つの頂”
ご訪問ありがとうございました。
おはようございます!
素晴らしい景色清々しい気持ちをありがとうございます!!
by シラネアオイ (2016-08-13 07:10)
野生のエーデルワイズ、きれいに咲いていましたね^^
by Mitch (2016-08-13 18:09)
うあぁぁ~~~♪ 羨ましい×10!!!
もう素晴らしすぎて言葉がありません~~~ヽ(^o^)丿
by よしころん (2016-08-13 20:21)
どこを撮っても絵になりますね^^
涼しそう^^
by Baldhead1010 (2016-08-14 04:34)
おはようございます。連日の猛暑の中、虫の音も聞こえ始めています。早くこの暑さともお別れしたいですね。
シラネアオイさん:この暑さの中で、涼しい・素晴らしかった景色、・・・など思い出していますおかげで余計暑くなります。。
Mitchさん:自然の中のエーデルワイスは栽培より貧弱(比べてですが)に見えましたが、これが本当の姿ですね。
よしころんさん:来年はどうしようかと考え始めました。同じようなところを歩いて見たいという思いだけはあります。
Baldhead1010さん:ドロミテのトレッキングは天気も良く最高の気分でした。
ご訪問ありがとうございました。
tochiさん
xml_xslさん
AKIさん
ゆるりさん
侘び助さん
ゆきゆきさん
夏炉冬扇さん
ひぐらしさん
by michi (2016-08-14 07:13)
素敵ですね。
一言では言えませんよね。
綺麗・・・感激しますよね。
神秘の湖もいい感じです。
こんなトレッキングをしてみたいです。
by ひろたん (2016-08-14 11:51)
こんにちは^^
素晴らしい景色ですね〜♪
空の色も雲も見た事のない美しさですね。
高山植物も初めて見るお花が多いです。
いつまでも見ていたい光景です!
by いろは (2016-08-14 15:43)
凄い景色ですね、雄大な景観とお天気に恵まれ最高のトレッキングでしたね。 また見たことが無い高山植物が色鮮やかで目を見張るようです。
by g_g (2016-08-14 18:08)
どれを見ても素晴らしい景色ですね(^-^)
ロープを張って、その上を歩かれているのでしょうか?
by puripuri (2016-08-14 20:44)
おはようございます。
ご訪問&コメントありがとうございます。
ひろたんさん:やみつきになりそうです(が、もっと近くにも行きたいところはたくさんあるので、時間と〇〇が問題)。
いろはさん:高山植物に見覚えのある(日本の)ものが随分あるものだなあと思いました。
g_gさん:もう少しじっくりと観察してくれば良かったなあと写真を見ながら思います(こちらの植物との相違など、・・・)。
puripuriさん:サッサボルドイの谷の上にロープを張っていました。命綱を付けてはいたようですが、なんでこんなパフォーマンスをしているのかは・・・?
ご訪問ありがとうございました。
ribonribonさん
ありささん
グリーンさん
by michi (2016-08-15 05:11)
やっぱり本物のエーデルワイスは美しいですね~
by OJJ (2016-08-17 21:44)