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苔の森を歩く [トレッキング/ハイキング]


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北八ヶ岳 苔と原生林の森 ~フラワートレッキング~

北八ヶ岳の原生林内にある標高(湖面標高)2,115mの湖 ~白駒の池~コメツガやシラビソ、ダケカンバなどの原生林で、日本3大原生林の一つに数えられている。その樹林下は、一面緑の絨毯 ~苔~ に覆われている。


白駒池周辺は、日本蘚苔類学会から『日本の貴重なコケの森』に選定された美しい森。梅雨の合間の6月29日、仲間とフラワートレッキングに出かけた。雨上がりの原生林は素晴らしい苔の森だった。



宜しかったら ・・・・・ 続きをご覧下さい。



☆☆☆☆☆☆ トレッキング Map ☆☆☆☆☆☆

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歩いたルート
白駒池入口駐車場 ー 白駒の森 ー 青苔荘 ー もののけの森 ー 白駒荘 ー
高見の森 高見石小屋・高見石 ー 丸山 ー 丸山の森 ー 草麦ヒュッテ ー
黒曜の森 ー 白駒池入口駐車場  
標  高
白駒池入口駐車場:2,094m  白駒池:2,115m  高見石:2,225m
丸山:2,329.6m  標高差:約236m
距離・時間
約5.2km  5時間30分(観察に十分時間をとる)


    

    北八ヶ岳 苔と原生林の森 ~フラワートレッキング~ スタート

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北八ヶ岳自然休養林 入口

駐車場前が、既に原生林 ~白駒の森~ の入口鬱蒼とした針葉樹林が広がる。入った途端に、冷気たっぷりの森に癒やされる。



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フォッサマグナ要素植物 ~ウスギオウレン~

セリ葉が特徴。残念ながら、花は終わっていた。どこかに咲き残りがあるだろう、・・・・・。丸山山頂~黒曜の森~出発地点と探していたが、残念ながら花は全て終わって実となっていた。



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白駒の森

鬱蒼とした針葉樹の原生林。空気が冷たく、地面に苔むした倒木が転がっている。



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イワダレゴケ(?)

林床の岩や木の根元、倒木を覆いフカフカとしたクッション状大群落を作る。葉は羽状に3回枝分かれする。苔類等同定は「北八ヶ岳 コケ図鑑(北八ヶ岳苔の会発行)」を元にしたが、自信は全くないのでお許しを・・・!



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コミヤマカタバミ


針葉樹の原生林の林床にはあまり光が届かない。しかも栄養は少ない。僅かに光が当たるところに少しだけ花が咲いている。


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ミヤマエンレイソウ



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もののけの森

青苔荘を過ぎて “もののけの森” に入る。本来は、ここから “白駒湿原” を歩こうと “にゅう” を目指したが、少し進んだところで、「湿原は水に埋まって歩けないよ」と “にゅう方向” からやってきた方に言われて、断念。白樺荘に向かう。

所々に、看板が立っている。ここには “もののけの森 ~代表する苔の名前:ムツデチョウチンゴケ~” とその説明がある。



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ムツデチョウチンゴケ


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説明板にある “ムツデチョウチンゴケ” が近くにあると言うことから、近くを探す。和名は“六手提灯苔”。一本の茎に複数の胞子体がつき、蒴が垂れ下がる様子からついた名らしい。



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白駒の池

標高2,000m以上の高地にある湖では日本で一番の大きさという。北八ヶ岳連峰を構成する丸山と白駒峰との間の標高2,115メートルの地点に位置する湖。白駒峰の噴火により大石川(信濃川水系)が堰き止められてできた堰止湖



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タケシマラン

林床にはたくさんの小さな株が広がっている。一見 “チゴユリ” と見間違うほどの大きさだが、下からのぞくと花が咲いている(右下円内)。



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コセイタカスギゴケ(?)

白駒荘を過ぎて “高見の森” に入る。看板には “コセイタカスギゴケ” の説明がある。多分この苔がそうなのだろう。



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樹木にビッシリ張りつく 地衣類 ~ミヤマウラミゴケ ?~

コケとあるが、コケ植物 ~セン類や苔類~ ではなく、地衣類。



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高見石小屋に到着

“高見石” は小屋の直ぐ後ろ。



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高見石からの ~大パノラマ~

白駒池から近い場所にある小ピーク。標高2,225mで、北八ヶ岳随一の展望台と言われている。右手の池は白駒の池。深い緑の森の中にぽっかりと穴があいています。左端はこれから登る丸山(標高2,329.6m)。背後の山々が雲に覆われてスッキリとしなかったのが残念。



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コイワカガミ



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コヨウラクツツジ

高見石の岩の隙間に咲いている。深~い森林から抜け出て、どうにか光を浴びて咲いているのか。



25-1シラビソコメツガ林2.jpg山頂直下の樹林帯

・・・・・山頂方向から光が射し込む。原生林の林床は倒木が散乱する。





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丸山山頂(標高2,329.6m)

12:50 針葉樹林帯を抜け(?)山頂に到着。そこは眺望があまりきかない岩だらけの場所。ちょっと残念。ここで、遅~い昼食。



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光が射し込む場所には・・・・・ミズゴケやヒカゲノカズラの仲間が!

若干の休憩の後、“丸山の森” ー “麦草峠” に向けて下山開始。この先は、かなり急な斜面となっている。大きな岩がゴロゴロと、問えても歩きにくい下りに。老人にはきつ~い下り坂となる。



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~ヒロハセンニンゴケ~

岩上や地上に生える固着地衣類。薄緑色のしわのある体を広げ、中央部には写真右下の生殖器官(子器)がある。写真は大きな岩に円状に生えているヒロハセンニンゴケ。



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ウスバスミレ

このスミレは。亜高山帯針葉樹林のコケむす所や湿った岩の上・倒木のコケの間等を好んで生えるようだ。今日のルートでは初めての出会いだ。



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オサバグサ

この花も亜高山帯の針葉樹林帯に生える多年草。強い日射しや高温・乾燥を嫌うため、風通しの良い半日陰のこの場所が生育に適しているのだろう。小群落が点在している。



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丸山の森 ~チシマシッポゴケ~

丸山を下山すると、針葉樹林の林床の腐植土上にチシマシッポゴケの“緑の絨毯”が見られる。茎が枝分かれせずに立ち上がり、葉が茎の同じ方向に向いているので “尻尾” の意味がよくわかる。



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ショウジョウバカマ

丸山の森が終わり麦草峠にさしかかると、以前お花畑だった(?)場所に笹原ができている。その縁にショウジョウバカマが咲いている。平地で見る花とは違って濃い赤が目立っている。



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黒曜の森 ~フウリンゴケ~

麦草峠から “黒曜の森” に向かう道はほぼ平坦(緩やかに下る)な道。安山岩~流紋岩の礫が点在する道を進むと、突然 “黒曜石” が混じってくる。“黒曜の森” とは黒曜石から来ていることがわかる(近くの和田峠は黒曜石の産地)。和名の “フウリンゴケ~風鈴苔~” は円錐形の蒴が崖から下向きにぶら下がっている様子からついたのだろう。



北八ヶ岳 苔と原生林の森 ~フラワートレッキング~ は 15:00 出発地点の駐車場に到着して終了。シラカバやダケカンバ、コメツガやシラビソ等の亜高山帯の原生林、そして苔植物や地衣類、顕花植物の花などをじっくりとみながらの散策に大満足だった。



☆☆☆☆☆☆ 中庭 6月下旬 ~バラ 二番花~ ☆☆☆☆☆☆

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ショッキング・ブルー



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プリンセス・ド・モナコ


中庭は紫陽花の花が終わり頃に そして早くもバラの二番花が咲き始めている。


(7月は、トレッキングツアーに参加してきます。次回のUPはしばらく遅れます。)



ご訪問ありがとうございます。


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タグ:201906
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コメント 14

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g_g

苔むした森の中を森林浴を感じながらの歩きいいですね。
珍しいコケなどを見ながら一度は行って見たいところです。
by g_g (2019-06-29 09:56) 

michi

朝からずっと雨です。梅雨空の紫陽花が好きなんですが、こう降り続くと困ってしまいますね(好きとか、困るとかかってでしょうかね)。
g_gさん:苔むした原生林の中を歩くのもいいものですね。森林浴にはもってこいの場所でした。あまり花がなかったのが残念でしたが。

ご訪問ありがとうございます。
tochiさん

xml_xslさん

ゆるりさん

侘び助さん

鉄腕原子さん

by michi (2019-06-29 16:00) 

旅爺さん

最初写真の妙義山は家内と登ったことがあるので懐かしいです。
白駒池周辺は鬱蒼としてますがいろんな花も楽しめましたね。

by 旅爺さん (2019-06-29 16:32) 

Mitch

高見石小屋や丸山の方に入ってないのですが、6年前の夏にツアーで
白駒池は一周してきました。
苔むした森での森林浴を楽しむことができました。
by Mitch (2019-06-29 18:04) 

mimimomo

こんばんは^^
白駒池入ったことがありますが、苔の名前までは知らなかったですよ。とても覚えられないです。
でも名前は知らないけれど、苔むした森が素敵でしたよね。
別の時に高み石小屋にも行きました。でも丸山の森って知らないみたい(-。-
by mimimomo (2019-06-29 18:10) 

いろは

こんにちは^^
北八ヶ岳自然林休養林には以前行ったことがありますが、
とても薄暗い感じでしたので、すぐにでて来てしまいました^^
薔薇の二番花が綺麗ですね♪
by いろは (2019-06-29 18:15) 

夏炉冬扇

いいですね、しっとりと苔。
山の中、奥深く。
by 夏炉冬扇 (2019-06-29 18:22) 

michi

爺さんさん:針葉樹の森は栄養と光の関係か、花の種類は少ないですね。そのかわり苔類や地衣類は多かったですね。

Mitchさん:ヒンヤリとした空気で、気持ちがよかったですね。

mimimomoさん:苔むした森がとても気に入りました。コケ図鑑を見ながら歩きましたが、名前はほとんど調べられませんでしたよ。

いろはさん:バラの二番花の咲き始めとなりましたが、樹の大きなバラがけっこう蕾を持っています。楽しみなんですが、蒸し暑くなると、中庭はバラにとってよくないんです。病気が心配です。

夏炉冬扇さん:コケが絨毯のように広がってます。水分を含んで勢いがありますね。ただ、区別はできません。“苔女”さんも大勢いました。

ご訪問ありがとうございます。
シラネアオイさん
by michi (2019-06-29 19:11) 

ヤッペママ

学生の頃、北八に登った事は覚えているのですが
詳細を思い出せないでいます。
余裕なくギリギリ登っていたのでしょうね。
by ヤッペママ (2019-06-29 20:28) 

よしころん

およ!我が家の近くを通り過ぎて行かれましたね^^
フォッサマグナ要素植物 ~ウスギオウレン~ 来シーズン忘れずにチェックしないと^^v
by よしころん (2019-06-29 21:39) 

OJJ

白駒池周辺の苔の多様さにはビックリしますね~。花の名前すら良く知らないのですが、たまたま通りかかった苔マニヤ爺さんが丁寧に解説して下さって・・(結局全部覚えていないですが・・)
by OJJ (2019-06-29 21:43) 

Baldhead1010

プーンと高山帯の針葉樹の匂いがしてきそうです^^
by Baldhead1010 (2019-06-30 04:35) 

せつこ

おはようございます^^
見たことのない山野草、行ってみたい山です。
見たことない変わった苔もあって、新しい発見した気分で楽しませていただいてます。
by せつこ (2019-06-30 06:02) 

michi

ヤッペママさん:“北八” はとても好きになりました。美しい自然の中をゆったりと歩くのもいいですね。

よしころんさん:“フォッサマグナ要素植物” この名をよしころんさんのブログで教えていただいたんです。ウスギオウレンの花見たかったですね。北八ヶ岳、自然の素晴らしいところでした。

OJJさん:“苔”も奥が深くて、なかなか入り込めないですね。でも、白駒入口から、苔にはまってしまいました。

Baldhead1010さん:北八の針葉樹林帯林床は栄養の多い土壌ではないんだろうけど、苔類の豊富さには圧倒されました。

せつこさん:〇〇コケと言う名を見ても、なかなか覚えられませんね。でも、ファイダー越しに見るコケの絨毯もいいものですね。

ご訪問ありがとうございます。
グリーンさ

スーおばさんさん

絵留さん

HIDEand爺さん

@ミックさん

by michi (2019-06-30 06:24)