サイドバーmichi 植物園 ~ 高山植物 ~ [山野草]
月山へは、学生時代から10数回は登っている。写真は2014年7月5日のものだが、山頂付近では”ハクサンイチゲ”のお花畑が例年以上に大規模に広がっている。山頂のお花畑の花の種類が以前と異なり貧弱になってきているように思えるが、以前気がつかなかった種類が目立つようになってきたのが救いだ。
いつ登っても飽きない山で、時季をかえると新しい高山植物にも出会える楽しさがある
***** 2. 木曽駒ヶ岳 *****
チシマギキョウ (木曽駒ヶ岳:標高2.956m)
木曽駒ヶ岳は中央アルプスの最高峰。この山には2011年に2回(7月17日、7月30日)、2013年に1回(10月23日)の3回登っている。夏と秋の景色を見てきている。2,600m付近に森林限界があり、そこからの高山植物が素晴らしい。
山頂付近には、エーデルワイスの仲間で木曽駒ヶ岳の固有種である
キク科ヒメウスユキソウ(コマウスユキソウ)が自生している。
***** 3. 霧ヶ峰 *****
アカバナシモツケ (霧ヶ峰高原 標高:1,500~1,900m)
2011年7月29日 翌日の木曽駒ヶ岳登山の前日に霧ヶ峰根高原のいくつかの湿原を散策した。この高原は車山(1,925m)を最高峰とする起伏の緩やかな高原で、山地帯夏緑樹林と亜高山帯針葉樹林のの境界付近に位置する。
八島ヶ原湿原や踊場湿原、車山湿原などの高層湿原ではいろいろな草花が楽しめる。
***** 4. 御嶽山 *****
ミヤマバイケイソウ (御嶽山:標高3,067m)
御嶽山は2014年9月27日11時52分頃に大規模な噴火があり、現在も入山禁止となっている。私たちは高山植物の観察のため、この3年前の2011年7月22日に田野原天然公園から登っている。私は植物がほとんど無く、硫黄臭とや噴煙の漂う王滝頂上から山頂の剣ヶ峰までを”走って”登ったことを思い出している。
田の原は7合目で標高は2,180m。ここから山頂までは標高差約900mでほぼ直登することになるが、途中には高山植物が咲き誇っているので、登りは苦にならずに撮影の専念することができた。
***** 5. 大雪山 旭岳~黒岳 *****
北鎮岳の雪形とイワブクロ (大雪山黒岳山頂から)
2012年7月24日~26日、大先輩に誘われ大雪山に登る。計画は旭岳から黒岳へと向かう予定であったが、25日の天候が思わしくなかったので、旭岳~黒岳縦走は取りやめにした。24日は姿見の池(標高1,600m)付近の観察を行い、翼25日は麓の勇駒湿原とオホーツクのサロマ湿原を散策した。黒岳へは26日に層雲峡から登った。旭岳:標高2,291m 黒岳:1,984.3m
初めて見る大雪山の植物の多様さに感激の一言だった。
***** 6. 早池峰山 *****
ハヤチネウスユキソウ (早池峰山 標高:1,917m)
2012年8月11日河原坊から登り小田越に降りる。2013年7月14日は反対に小田越より登り河原坊に降りる。早池峰山は北上山地の最高峰で、全山が超塩基性岩のかんらん岩や蛇紋岩でできている。そのためハヤチネウスユキソウやナンブトラノオなど蛇紋岩地帯特有の植生で、固有種も多いことが知られている。
この山はどちらのコースともにハードな上り下りだったが、素晴らし固有種に出会えた。
***** 7. 白山 *****
フジアザミ (白山 標高2,702m)
2012年10月6日~7日 山頂直下の白山室堂小屋に1泊。白山は、富山県、石川県、福井県、岐阜県の4県にまたがる両白山地の中央に位置する最高峰。植物名に ” ハクサン*** ”とか、” ゴゼン*** ” とついているものがある。基準標本が白山にあると言うことで、いつかは歩いて見たいと思っていた。
高山植物の最盛期の下見ということで、小屋が閉まる直前を狙ったが雪に見舞われてしまった。
***** 8. 奥白根山 *****
サンリンソウ (奥白根山 ~日光白根山~ 標高2,578m)
2013年6月22日、及び7月6日(7日は奥白根山の裾野に当たる吹割渓谷や湯の湖、竜頭の滝などを散策)。奥白根山は安山岩のみから成る溶岩円頂丘で関東地方では最高峰。白根火山群周辺には湯ノ湖や戦場ヶ原、小田代ヶ原など自然豊かなところで、貴重な高山植物の植生も見られる。シラネアオイも現在ではほとんど自生を見ることはできなくなったという。山頂では風があまりにも強すぎて立っていることができなかった。
高山植物は確かに豊かで、初めて見るものもあった。
***** 9. 立山大日岳 *****
剣岳と紅葉のウタジロナナカマド(大日小屋から)
北アルプス後立山連峰には学生時代から登り続けている。黒部湖を挟んでの立山・劔・大日・五色ヶ原は以前からの憧れだった。2013年9月23日~24日 紅葉の時季を少し外して登った。
コースは室堂~奥大日岳(2,611m)~中大日岳(2,500m)~大日岳(2,501m)を往復する計画だったが、大日岳から大日平を経て称名の滝へ下るコースへと変更した。(天候に恵まれたこともあり、同じコースを歩きたくないという単純な理由で)
9月なので、花はあまり期待していなかったが、随分前に登った劔の勇姿が素晴らしかった。
***** 10. 立山五色ヶ原 *****
トウヤクリンドウ (五色ヶ原 標高はおよそ2,500m)
2014年7月29日~30日(五色ヶ原山荘に1泊)五色ヶ原は立山火山の噴火により流れ出した溶岩によって形成されたといわれる。一帯は高山植物が咲き誇るといわれているので、時季を選んでて登った。
雪の時季が例年と違ためなのか、お花畑がほとんど広がっていなかった。
トウヤクリンドウの開花にまだ早いと思っていたが、これが満開だった。
***** 11. 草津白根山 *****
コマクサ (草津白根山~登ったのは本白根山~ 標高2,171m)
2014年7月17日 兄弟で旅行して山に登ったのはこれが初めてだった。3月から湯釜周辺で火山性地震が増加。6月3日には噴火警戒レベルを「レベル2(火口周辺規制)」に引き上げられた。そのために国道292号に規制がかけられ、規制区域内の登山道が立ち入り禁止となった。日中に限り国道292号の通行は可能だが、山頂付近は駐停車禁止、駐車場や売店も閉鎖されている。
本白根山のハイキングコースにはリンドウやシャクナゲ、コマクサの自生が知られている。
***** 12. 篭ノ登山 *****
北アルプスの大パノラマが広がる(右端:槍ケ岳)~東篭ノ登山山頂から~
2014年10月24日 23~25日にかけて”日本ロマンチック街道”の秋を楽しもうと、草津温泉をベースに四阿山・白砂山・篭ノ登山などを廻る計画をたてた。天候の具合で登れたのは篭ノ登山(かごのとやま)だけだったが、行く先々で素晴らしい紅葉を楽しむことができた。
篭ノ登山(標高2,228m)山頂は360度の展望がきき、アルプスの眺めが抜群だった。
山麓にはカラマツの天然林の黄葉が特に素晴らしかった
(付録)草津温泉近くの”チャツボミゴケ”
この地域は亜高山帯に属するが、日本海側や太平洋側の植物に加え、低山性・高山性の植物が混生していると言われている。6~7月には是非ここを訪れてみようと考えている。(ただ、道路状況が大変にいいのでかなり混雑が予想されるのが・・・・・心配)
12の山々で出会った植物を 一覧表示しました ・・・・・宜しかったらこちらからどうぞ!
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ご訪問ありがとうございました。
こんにちは^^
3時半ころから伺ってましたが、ソネブロが重くて・・・
夕食を先に済ませました。
ハヤチネウスユキソウにそのうち会いたいと思っています。
by mimimomo (2015-01-13 17:29)
こんばんは。今回の画像は、高画質のまま整理しています。かなり重いのかもしれません。
mimimomoさん:すみません、画像を整理しているのが、”One Drive(Sky Drive)”なんです。撮影したままのサイズで載せているので、その影響があるかもしれません。”ハヤチネウスユキソウ”は
結構普通に見られるようですね。
皆さんご訪問ありがとうございます。
Xml_xslさん
tochiさん
neo-kaminewsさん
trending-nowさん
馬爺さん
ゆるりさん
by michi (2015-01-13 18:30)
今晩は!
3月末まで雪しか見れません!
春の山野草が待ち遠しいです!!
by シラネアオイ (2015-01-13 18:33)
やはり高山植物は汚れがない感じで、きれいですネ~
by Mitch (2015-01-13 19:03)
この植物園、高山のお花に興味がある方達にはいい教材ですね。
by Baldhead1010 (2015-01-13 19:29)
素晴らしい高山植物ばかりですね。
名山の花々を見ようと来年こそ行って見たいと思いながら
離れた地に行けない事情で何時も夢の中の事柄で終わってます。
by g_g (2015-01-13 20:05)
こんばんは。
山に登ることはないので実際に山野草を見る機会はないんですが
山野草は大好きです(^_^) どの山野草もそれぞれに素敵ですね !!
by yakko (2015-01-13 20:13)
文旦はこの連休に取り入れました。
文旦は自家受粉不稔性なので近年ミツバチが少なくなったせいで、実付きも悪いし、実も小さいです。
一番いいのは小夏なんかの花粉を着けてやればいいのですが・・・。
by Baldhead1010 (2015-01-14 04:43)
今日は久しぶりにお日様が部屋の中まで入ってきます。山と植物の記録のページへのご訪問&コメントありがとうございます。
シラネアオイさん:中庭のあちこちに雪が少し残っているだけです。今日は暖かいですが、まだまだこんな状況が続きます。
Mitchさん:山道で出会う草花は疲れを癒やしてくれます。
Baldhead1010さん:最近はデジカメ(それもコンパクトな)で撮っているので、思ったように色や細部が撮れていません。ブンタンも別の品種を受粉に使うんですね。我が家はサクランボや西洋なし、リンゴなどはそうしています。面倒ですね。
g_gさん:まだまだ行きたい山(見たい植物)はたくさんあるんですが、時季が重なると一度にはいけないんで困ってしまいます。
yakkoさん:一輪咲いていてもいいし、大群落となっていてもいいものですね。バックに山を入れて花をUPに撮ったり工夫していますが、皆さんのようにうまくいきませんね。
ご訪問ありがとうございます。
斗夢さん
グリーンさん
侘び助さん
makimakiさん
by michi (2015-01-14 11:59)
フジアザミ、ごっついです。
by 夏炉冬扇 (2015-01-14 18:03)
ご自分の足で歩いて登り、いろんな山野草にあい撮られる、羨ましいです。
でも、こうしてmichiさんが紹介して下さって、私も一緒にお花を愛でているような
そんな気持で見ています(^-^)
by puripuri (2015-01-14 18:17)
高山植物は可愛いですね。
厳しい環境で咲く花は大好きです。
歩いて撮れるお花は愛着がでてきますね。
by ひろたん (2015-01-14 22:04)
こんばんは。
夏炉冬扇さん:フジアザミは山地帯から亜高山帯に生育するそうで、花は大きいものは10cmにもなると言うことです。私が見たのはその半分くらいで、ごっつい感じがしましたね。
puripuriさん:私もそうです。現地へ行かなくてもブログで拝見しているだけで雰囲気が楽しめますね。
ひろたんさん:現地で見られる花には思い出が残っていますね。花を見ていて、そのときのことを思い出して懐かしくなります。
by michi (2015-01-14 22:17)
山があるから登る 山に登れるいい脚を持ってるって いいな~~^^♪
by ぶらり爺 (2015-01-15 08:59)
月山、懐かしいです。
山頂の山小屋に泊り、雨の中を下山したら7月の日差しの暑い晴れでした。
by ゆきゆき (2015-01-15 15:48)
素晴らしい写真集ですね~お蔭様で花の名前をいくつか覚えました~
雪は大量ですか?2Fから出入り?
by OJJ (2015-01-15 21:58)