アオスタ アルプスを歩く~7(最終)~ [トレッキング/ハイキング]
コーニュ 2日目の朝 ~ミラモンテ ホテルのベランダから~
グランパラディーソ山群は今朝も青空の下に。ハイキング最終日も気持ちのいい朝を迎えた。
***** アオスタ州 ハイキング・トレッキング位置図 *****
6日目・最終は ・・・・・ モンテ・ビアンコ展望ハイキング
出発(バスで) : コーニュ(ホテル) ~ クールマイヨール
DOLONE村 駅 ー ロープウエイ~ペアリフト ー MAISON小屋(標高1,956m)
ハイキング : MAISON小屋 ~ DAMON付近(標高2,350m)間を往復
標高差: 約400m 歩行距離:約8.0km
宜しかったら・・・・・・続きをご覧ください
☆☆☆☆☆ 現地案内看板から ☆☆☆☆☆
クールマイヨールから モンテビアンコを巡る
赤い矢印:クールマイヨール(左下)からロープウエイ~リフトを乗り継いで、標高1,956mにある “Rif. Maison Vieille(メゾン小屋)”へ。そこから最後のハイキングがスタートする。
二つの湖(Lac Checrouit ~2,161m~ と Lacs des Vesses ~2,323m~)を通過して、Damon手前の標高2,350m地点 までを往復する。途中で、そそり立つモンテビアンコを見上げ、ミアージュ氷河と氷河が流れ下るヴェニ谷を眺め、高山植物との出会いを楽しむ。
☆☆☆☆☆ クールマイヨールへ ☆☆☆☆☆
グランド・ジョラス(車窓から)
クールマイヨールの街が近づくと、モンテビアンコ(モンブラン)に続くグランド・ジョラスが背後に見えてくる。
グランド・ジョラス と ダンディ・ジュアン針峰(左端:巨人の牙)
ドローネでロープウエーに乗る
メゾン小屋 と モンテビアンコ
左端:標高1,956mにあるメゾン小屋(Maison-Vieille)。背後にモンテビアンコ南面の峰々が続く。この小屋からハイキングがスタートする。
モンブラン山群の最高峰(4,810m)は・・・正面の山の左奥の方かな?
正面の雲の影がかかっている山が “クールマイヨール・モンブラン ~4,751m~” だろうか。その山体部分が“椅子(ソファ)” の形に見えることから “アレマンの椅子” と名付けられている。左肘に当たる尖った山が“ノイレ針峰 ~3,772m~” で、その右を流れ下る氷河は “ブレンバ氷河” だろう。
モンテビアンコの南面を眺めながら歩く
“クールマイヨール・モンブラン” の下方にヴェニ谷が、向かって左から右方向へ流れている。その谷がクールマイヨールの街でフェレ谷と名前を変える(写真右奥方向の谷)。
フェレ谷方向の眺め
“Lac Checrouit” 付近を通過
看板(左端)には、“TMB” と言う文字が見える。ここは “ツールド・モンブラン” のコースの一部となっている。
最後のハイキングは、TMBのコースの “ほんの一部“ を歩いている。いつかは、このTMBの全コースを歩いてみたいと思っていたが、・・・・・(もう無理と諦めている)。
モンブラン山群は、国境を越えて、フランス側へ続く
前方の氷河のある山はフランス側のアルプスなのだろう。素晴らしい眺めが続く。
折り返し地点~Damon付近~から眺めた・・・モンブラン山群・・・
左端は国境を越えたフランス側の氷河。正面が “アレマンの椅子”。右端はグランド・ジョラス。
埋没している氷河
アレマンの椅子の左を流れ下る “ミアージュ氷河” (上方向から流れ、ヴェニ谷に沿って右方向に曲がって下る)は氷が土砂に埋まっているため、黒~灰色に見えている。灰色の氷河の左端に、小さなミアージュ氷河湖が見える。
もう少し歩くと、その氷河湖まで行けるのだが(残念ながら、ツアーはこの辺で引き返す)。
Damonからの復路は、来た道を引き返す
右手に見てきたモンテビアンコの山々を、帰りは左手に見ながら戻る。
☆☆☆☆☆ 途中で 出会った ~花~ ☆☆☆☆☆
帰路は ・・ お花畑を ・・ 眺めながら ・・ ゆっくりと下る
カラフトゲンゲ(マメ科)
この花は北海道の高山や礼文島に自生している。
キンポウゲ属 グラキアリス(キンポウゲ科)
グラキアリスの花
直径3cm程度の杯形の花冠。初めは白色だったものが徐々にピンク~濃紅色となってくる。白色のものとは別の花のよう場感じになってくる。
斜面いっぱいに・・・黄色の絨毯
キンポウゲ属 モンタヌス(キンポウゲ科)
ゲンゲ属 アルピヌス(マメ科)
花弁の先端が淡紫色~濃紫色と変化が大きい。
ハマカンザシ(イソマツ科 アルメリア属)
ハマカンザシは園芸品種名。学名:“アルメリア・アルピナ~Armeria alpina~” 。アルプスの標高2,000m付近に分布するようだ。
別名:マツバカンザシ(松葉簪)、松葉のような細い葉が特徴。日本には明治の中頃に入ってきたようだ。
フウロソウ属 シルバティクム(フウロソウ科)
「フウロソウ属」の仲間は、多くは「・・・風露(フウロ)」と呼ばれている。ハクサンフウロやアサマフウロ、グンナイフウロなどがある。上の写真は “タカネグンナイフウロ” によく似ている。
フキタンポポ属 ファルファラ(キク科)
和名: “フキタンポポ” と言う名でロックガーデンに植えられていることがある。
雪解け直後に一斉に咲く(1枚上の画像のように、雪渓の廻りに咲いている)。
ホタルブクロ属 ロンボイダリス(キキョウ科)
標高1,000~2,000mの草原などに生え、草丈は30~60cm程度になる。青色の花が茎上に5~10個程度咲くという。
リンドウ属 ルテア(リンドウ科)
草丈が1m以上にもなる。何本もまとまって咲いていると、遠くからもよく目立つ。
ハイキングを終え、メゾン小屋に到着
午後1:00頃 スタート地点の ~メゾン小屋~ に到着。昼食はこの小屋で。外のテントに入った途端、黒雲に覆われ、スコールに襲われる。慌てて小屋脇に移動、雨を眺めながらの食事に。みんなでいただいた三色のスパゲッティ(トマト・カルボラーナ・キノコ)の味が忘れられない。
最後に見納め ~~ モンテビアンコの南面ーーグランド・ジョラス ~~
ダブルリフトにて Couegne へ下る・・・(そしてロープウエーでクールマイヨールへ)
クールマイヨールで グランド・ジョラス に さよならを
アオスタ アルプスを歩く ~ハイキング・トレッキング~ を終わります。
ご訪問有り難うございました。
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外国の山々は日本の山々と違った感じで楽しめるのが良いですね。
by 旅爺さん (2018-08-29 12:06)
こんにちは!
アジサイは春早く古い枝を大選定をしたので
今年はいつもより花が遅くなりましたよ!!
by シラネアオイ (2018-08-29 12:52)
天候が良い時にアルプスの山々を眺め山野草を愛でながらの
ハイクは充実した旅行だったのでしょうね。
by g_g (2018-08-29 14:35)
こんにちは^^
グランドジョラス素晴らしい眺めですね〜♪
帰りはお花を見ながらゆっくり歩かれたのですね(^^)
珍しいお花がいっぱいですね。
フウロソウ属のお花に惹かれました。
by いろは (2018-08-29 14:38)
画像も美しく、目を皿のようにして^^拝見を
素晴らしいアルプスにお誘い頂いて有り難うございました。
by 侘び助 (2018-08-29 14:38)
当然といえば当然なんですが、スイス側から見る景色とは異なりますね。
スイス側から見たときはそれほど険しい山という印象は受けませんでしたが ・・・。
by Mitch (2018-08-29 18:06)
夢のような世界ですね。
楽しく拝見させていただきました、有難うございました。
by 風の又三郎 (2018-08-29 18:26)
こんばんは。今日の最高気温は28度でした。涼しくなりましたね。
旅爺さんさん:あっという間旅でした。来年はもう歩けないかなと思ってます。
シラネアオイさん:春の早い時期の大剪定で、こんなに尾所秋になるんですね。
g_gさん:大満足のハイキング・トレッキングでした。9~1o月と群馬~長野の山裾を歩いてみようかなと計画しています。が、花が少ないので、・・・どうしようかなと言うところです。
いろはさん:お花畑が広がっていると、感激ですね。その背後の山が、また素晴らしいです。氷河のとけた廻りの花も綺麗でした。
侘び助さん:現地では、私もキョロキョロと廻りを見ていました。どこかに見たことのない花がないかなあ~と。
Mitchさん:スイス側からの景色とはかなり違ってましたね。驚いたのは、チェルヴィニアからツエルマットまでゴンドラなどを乗り継いで行けそうになってきていることです。
風の又三郎さん:花と自然景観は、この時期が一番いいようですね。モンブランをもう少し歩いてみたかったのが、心残りです。
ご訪問ありがとうございます。
xml_xslさん
tochiさん
馬爺さん
ぶらり爺さん
middrinnさん
ゆるりさん
ヤッペママさん
by michi (2018-08-29 18:55)
空気が澄んで素晴らしい景色ばかりですね。
モンブランが「白い山」のフランス語とは思いませんでした。
「黒い山」Mount Black あたりかなと思っていました^^;
by Baldhead1010 (2018-08-30 04:32)
Baldhead1010さん:おはようございます。“Monte Bianco” と “Mont Blanc” 。“白”は、イタリア語でBianco フランス語でBlancと言うらしいですね。意味は「白い山」なんでしょうね。私は飛行機の中で“Vino Bianco” とか“Vino Rosso” で覚えてしまいました。
ご訪問ありがとうございます。
鉄腕原子さん
@ミックさん
ネオ・アッキーさん
by michi (2018-08-30 06:34)
イタリー側からの針峰群が素晴らしい眺めですね。!(^^)!
by Jetstream (2018-08-30 22:39)
シッカリと雪を残した遠景の山、美しい!見ただけで涼しそうですね~
by OJJ (2018-08-31 09:42)
あぁ、素晴らしい♪
あぁ、羨ましい~♪
こればっかり(笑)
by よしころん (2018-09-03 16:53)
おはようございます^^
いいなぁ~~こんなところを歩いてみたかった(^^♪
お花畑の見たことのない花を楽しませていただいて、行ってきた気分にします。
by せつこ (2018-09-05 05:06)