5月も末に ~中庭は薔薇の季節~ [園芸広場]
5月も後半 中庭に薔薇の季節がやって来た。今年も、満足のいく花が咲いてくれた。
祖母が育てていた “深紅の薔薇”
雨の雫をためる
この時期の雨も多少なら許せるが、たくさん降るとせっかくの花がうなだれてしまう。
中庭の花 宜しかったら続きをご覧ください。
***** 中庭の薔薇 ➀ ~薔薇 の 香り~ *****
(画像を並べただけです)
☆☆ 深紅の薔薇 ~品種名 ・・?~ ☆☆
☆☆ ピンク クラウド ☆☆
☆☆ コンスタンス スプライ ☆☆
☆☆ プリンセス ド モナコ ☆☆
☆☆ キッス オブ フロリア ☆☆
“キッス オブ フロリア” は咲き進むと色の変化がとても大きい。
***** 梅花ウツギ & ウツギ *****
☆☆ 紅花梅花ウツギ ☆☆
ベニバナバイカウツギ(紅花梅花空木)別名に“サクラウツギ” や“アカハナウツギ”、”マギシェン”とある。バイカウツギ属ではなくウツギ属に入る。
☆☆ 梅花ウツギ ~八重咲き “スノーベル” ~☆☆
☆☆ 梅花ウツギ ~半八重咲き~☆☆
半八重咲き品種には一重咲きも混じることがある
☆☆ 花の対比 ~半八重咲き(左) & 八重咲き(右)~☆☆
八重咲きにも、その程度に大きな違いがあるようだ。
☆☆ ウツギ ☆☆
ウツギの開花はヒメウツギよりも遅いようだ。中庭での開花はヒメウツギが4月24日で、ウツギは約一ヶ月後の5月22日だった。
☆☆ 花の対比 ~ヒメウツギ(左) & ウツギ(右)~☆☆
開花時期が異なることの他に、葉や茎の星状毛の多少と花糸の先端の形状、萼の形と大きさが異なることなどがある。ベニバナバイカウツギやバイカウツギモ、ウツギなどの花糸はよく観ると面白い形をしている。
花の対比 ② ~ ウツギ ~ ヒメウツギ ~ マルバウツギ ~
ウツギ(中庭) ヒメウツギ(中庭) マルバウツギ(筑波実験植物園)
開花時期はヒメウツギとマルバウツギがほぼ同じ頃で、ウツギはそれより一ヶ月ほど遅い。花糸の翼の形が、ヒメウツギでは、翼の上端が角のように突き出し、ウツギではほぼ四角、マルバウツギではなで肩である。また、マルバウツギの5花弁は平開し、花の中心部にオレンジ色の花盤が目立つ。
ウツギ属のサラサウツギや、バイカウツギ属のヒノマルウツギの開花はもう少し後になりそうだ。
***** 山 野 草 *****
☆☆ 待宵草 の 仲間 ☆☆
アカバナ科 マツヨイグサ
早朝の撮影 赤い花は前日の花がしおれているもの。
花の色は黄色。夕方頃に咲き、翌朝の午前中に花が終わったあと赤っぽい色になる。
さんぽみちの花 ~アカバナ科 アカバナユウゲショウ~
赤花夕化粧。北アメリカ原産で、明治時代にアメリカから入ってきたという。夕方に赤い筋の目立つピンク色の4弁花を付ける。夕方に開くことから“夕化粧”というの名になったという。実際は昼間も咲いている。
さんぽみちの花 ~アカバナ科 ヒルザキツキミソウ~
夕方~夜咲きの多い待宵草の仲間には珍しく昼間に花を咲かせる。さんぽみちの家々に植えられている。
☆☆ 立浪草 の 仲間 ☆☆
シソ科 タツナミソウ
立浪草で、名前は花の姿から来ている。この花を見て “立つ浪(波)”が容易に想像できることもあり、覚えたら忘れられない名だ。中庭では、繁殖力が大きく取っても取っても退治できない程で、ホタルブクロ等とともに “雑草園” の主役となる時期がある。
筑波実験植物園で撮った(5月14日) アツバタツナミソウ
厚葉立浪草 日本では対馬だけに分布が知られている “準絶滅危惧種”
***** お ま け ~筑波実験植物園の花~ *****
5月14日 国内では2カ所にしか生育していないという絶滅危惧種の “唐沢虎の尾”が栃木県で旬を迎えているとの情報から、観察に出かけた。そのついでに筑波実験植物園に足を伸ばしして園内を散策してきた。
トウサワトラノオ(サクラソウ科)・・・栃木県
マルバウツギ (ユキノシタ科)・・・筑波実験植物園
6月から暫く旅行に出ます。その間、“唐沢虎の尾” と “植物園で出会った植物” を順次UPの予定です。
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