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アオスタ アルプスを歩く~5~ [トレッキング/ハイキング]


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オリオンデ小屋 ・・・ ハイキング・5日目 の早朝

小屋の背後にあるモンテ・チェルヴィーノは山頂付近は・・・雲の中。残念ながらご来光は期待できない。



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小屋の北西側には氷河をのせた山々が迫る。



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小屋から谷方向を眺める ・・・・・ チェルヴィニアの街 ・・・・・

チェルヴィニアの街の遠く(写真のほぼ中央)に雪を被った山脈に朝日が当たり始める。・・・・・今日の午後はその山(グラン・パラディーソ4,061m)の麓を歩く。



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Zoom Up  右端の氷河を被った山~グラン・パラディーソ~ 



 
***** アオスタ州 ハイキング・トレッキング位置図 *****
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         5日目・午前中は モンテ・チェルヴィーノ山麓を下るトレッキング
                   ・・・・・ オリオンデ小屋 から チェルヴィニアへ 下る
         出  発: オリオンデ小屋   (標高 2,860m)
     目的地: チェルヴィニアの街(標高 2,050m)       
     標高差: 約810m   歩行距離:約3.5km
     
☆☆☆☆☆ 現地案内看板から ☆☆☆☆☆
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     オリオンデ小屋から、水色の矢印方向に約810m程下る。曲がりくねっている道を約2時間半ぐらいで下る。
宜しかったら・・・続きをご覧ください。




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 ~オリオンデ小屋の背後にモンテ・チェルヴィーノ~

午前8時20分トレッキングスタート。モンテチェルヴィーノの南壁は雲に覆われたままで、なかなか晴れない。ここから約2時間30分、高山植物との出会いを楽しみに小屋を後にする。



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あっ いた あそこに・・・!!

開始直後に動くものを発見。




マーモット



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氷河から流れ下る・・・無名(?)の 滝



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トゥールナンシュの谷眺め

広~い谷の縁を通って下る ・・・・・ 街が グ~ンと近づく ・・・・・




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牛の群れ ~放牧中~

更に街に近づくと、カウベルの音がだんだん大きく聞こえてくる。牛さん達が斜面いっぱいに広がって草を食んでいる。右上の方を見ると、別の生き物が。“アイベックス”なのかなと、と喜んで見ていたが、よく見るとこちらにも“ベル”がついている。こちらも食事中の山羊さんだった。



☆☆☆☆☆ 下りは 花との出会いが少なかった ☆☆☆☆☆

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それでも、 鮮やかな花がまとまっている



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オノブリキス属 ビキイフォーリア(マメ科)

放牧中の牛が好んで食べるので、大群落として残る場所があまりないのか。



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ハンニチバナ属 ヌヌムラリウム(ハンニチバナ科)



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ウンラン属 アルピナ(ゴマノハグサ科)


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UPで

日本の “ウンラン” は主に海岸の砂地に自生する粉白色を帯びた緑色多年草で、花が同じゴマノハグサ科の“キンギョソウに” に似ている。“アルピナ・ウンラン” は、アルプスの海抜1,400m~4,000m位の岩場や礫地に自生する。



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トウダイグサ属 キパリスシアス(トウダイグサ科)

本州以南に広く生育している日本の “トウダイグサ(燈台草)” 同様、お碗状の苞葉の中に黄色や濃橙色の花を付ける。和名の灯台草は黄、色い花の様子を燈火の皿に見立てているとのこと。



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ハクサンチドリ属 マクラタ(ラン科)        バイケイソウ(ユリ科)

左は “ウズラバハクサンチドリ” とよく似ているが、唇弁や苞の形が少し違うように見える。



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ムシトリスミレ属 レプトケラス(タヌキモ科)



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ユキノシタ属 モスカータ(ユキノシタ科)




     ☆☆☆ おまけ/// アオスタアルプスで出会った ~別の日 リンドウの仲間~ /// ☆☆☆

       オオバナリンドウ ~リンドウ属 クルシイ

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花は5~6cmと大きく、青色の鐘形をしている。次の写真(チャボリンドウ)とは異なり、花冠の内側にオリーブグリーンの斑点や筋がない。



       チャボリンドウ ~リンドウ属 コキアナ

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花は、オオバナリンドウと同じく5~6cmと大きく、青色の鐘形をしている。ただ、オオバナリンドウと違って、花冠の内側や外側にオリーブグリーンの斑点や筋がある。



      ~リンドウ属 ババリカ

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葉は茎の下部の方に密集。花は以下2種と同様に、鮮やかな青色の高杯型花冠。5枚の花弁は放射状に開く。



      ~リンドウ属 ベルナ

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根出葉はロゼットで地面に密集している。茎の葉よりかなり大きい。花は上・下種と同様に、鮮やかな青色の高杯型花冠。5枚の花弁は放射状に開く。



      ~リンドウ属 ウトリクロザ

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葉は茎に対生する。花は上2種と同じ鮮やかな青色の高杯型花冠だが、単花もあるが、複数つく場合もある。



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間もなく ・・・・・ チェルヴィニアの街に到着 ~麓にある教会(右)~



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10:45 トレッキングスタートから、ほぼ2時間30分。予定通り麓の街~チェルヴィニア~に到着。モンテ・チェルヴィーノを振り返る。


トレッキング・5 はこれで終了。街のレストランで昼食。

その後、オリオンデ小屋から見た “グラン・パラディーソ国立公園" のあるコーニュへ向かう。



次回はトレッキング・6 ~グラン・パラディーソを眺めるハイキング~を予定しています。



ご訪問ありがとうございました。





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コメント 7

侘び助

珍獣・多種の花ののお出迎え・・・・・興味津々
疲れも吹き飛ぶ、アルプス・トレッキング旅(^-^)
by 侘び助 (2018-08-21 13:56) 

いろは

こんにちは^^
この様な素敵な山小屋に泊まってみたいですね〜
リンドウも色々な種類があるのですね。
by いろは (2018-08-21 16:57) 

夏炉冬扇

マーモットってウサギの仲間でしょうか(・・?
by 夏炉冬扇 (2018-08-21 18:18) 

テリー

マーモットは、南アフリカのテーブルマウンティンで、見ました。
お花が沢山咲いていて、良かったですね。
by テリー (2018-08-21 19:47) 

Mitch

リンドウ属 ババリカ、日本で見るリンドウと違って、花弁が随分と開くんですね。
マーモットはスイスアルプスでも見られますね^^
by Mitch (2018-08-22 17:45) 

せつこ

面白いリンドウ属を楽しませていただきました(^^♪
by せつこ (2018-08-26 09:56) 

OJJ

マーモットって山用品の名前のあれですかね?
ヤギの放牧、ここいらでは普通なのでしょうか
by OJJ (2018-08-26 11:15) 

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