- 植物園・自然園
入笠山の案内看板から
コース:ゴンドラ山麓駅(標高1,050m)から、山頂駅(1,780m)へ。そこから徒歩で、入笠スズラン公園を廻り、入笠湿原(1,734m)に下る。湿原内を散策してから花畑(案内板・現在地)を経由して山頂(1,955m)を目指す。徒歩標高差約220mをゆっくりと花を眺めながら往復する。
☆☆☆☆☆ ニホンスズラン ☆☆☆☆☆
満開には少し早かった ~ ニホンスズラン ~
花がやや扁平で、葉より下に咲く 葯は鮮やかな黄色
ドイツスズランは、花が葉と同じか上に突き出して咲くのに対して、ニホンスズランは葉より下で葉に隠れて咲く。花はやや扁平で、葯は黄色(ドイツスズランは白~白緑色)と違いがある。
入笠湿原の斜面に自生する大群落に目立たないように咲く ~ ニホンスズラン ~
ニホンスズランは本州中部以北、北海道の山地や高原の草地に自生している。「入笠湿原西側斜面の草原には約100万本のニホンスズランが自生している」とガイドブックにある。
☆☆☆☆☆ 湿原や山麓に咲く花 ☆☆☆☆☆
入笠湿原の周囲に咲く ~ズミ~
ズミ
林檎に近縁な野生種で、花は蕾のうちはうす赤色だが咲くと白色となる。"コナシ(小梨)"とも言われている。この時期、湿原周辺ではかなり目立つ樹木といえる。
ヒョウタンボク
花の色から "キンギンボク” という和名がついている落葉性低木。花の後には愛しい果実(赤い球形の実が二つ並んで)になるが、この実には毒がある。
クリンソウ
湿原やその周囲には赤やオレンジ色のクリンソウが至る所に咲いている。
白い花の群落 ~シロバナヘビイチゴ~
シロバナヘビイチゴは湿原周辺や山麓の日当たりの良いところに大きな群落を作っている。苺の原種で、味も香りも苺ににているとのこと。
ひっそりと咲いている ~フデリンドウ~
一株しか見つけることができなかった。山麓斜面にもっと咲いているのだろうと思う。
サンリンソウ
サンリンソウ(三輪草)は、茎より柄を付けた葉を付ける(ニリンソウは茎葉に柄がない)。
マムシグサ (オオマムシグサ ?)
ユモトマムシグサ
ユモトマムシグサは山地のブナ帯から亜高山帯の林下に生育。 花茎が葉柄より長く、仏炎苞が葉の上に出て、 葉より先に開く。
ユキザサ
サクラソウ
ツバメオモト
入笠山の山頂ふきんではレンゲツツジの一部咲き始めている。遠くに八ヶ岳の権現岳(2,715m)が見えている。
☆☆☆☆☆ 思わぬ花に ・・・ 出会えた ☆☆☆☆☆
幻の花 ~釜無ホテイアツモリソウ~
ホテイアツモリソウは本州では3つの県で生育が確認。環境省及び長野県のレッドリストで絶滅危惧類に指定されていて、大切に保護されている(撮影はいずれも山野草公園内の実験園)。
幻の花(絶滅危惧種に指定)~釜無ホテイアツモリソウ~
・・・・・ 素敵な花に出会えた ・・・・・
キバナノアツモリソウ
(撮影は山野草公園内の実験園)
こちらも絶滅危惧種 ~キバナノアツモリソウ~
垂れ下がっている "唇弁” がウツボカズラに似ているが、科が異なる
赤く派手なアツモリソウに対して、こちらは少し地味な感じがする。絶滅が心配されている貴重な種で、大切に保護されている。
クマガイソウ
こちらも絶滅危惧種(撮影は山野草公園内の実験園)
☆☆☆☆☆ おまけ ・・・ 中庭 の 紫陽花 ・・・ ☆☆☆☆☆
朝日が 中庭に射し込む ~エゾアジサイ~
☆☆☆☆☆ 中庭では 紫陽花が一斉に開花 次回にUP予定 ☆☆☆☆☆
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