無風の日には湖面に背後の山並みがクッキリと写るという。 鏡文字の “Mirror Lakes”
山並みが鏡のように湖の水面に映り込んで見える湖と言われているが、残念ながら湖面にさざ波が立っていて、綺麗な逆さアルプスは拝めなかった。右写真の鏡文字も波に消されてしまって、文字を確認できなかった。
天気が良かったせいか、青空を背景に頂に雪をのせたサザンアルプスの山々の連なりがクッキリと見える。
ミルフォード・サウンドと言うところは1年の半分以上は雨で、年間に7,000mm近くも降るという。今回こんなに晴天の日が続いているのはラッキーと言うしかない。
このあたりは湖沼が多い。雨が降り続くと、ここも大水に埋まったのだろうと想像できる。
空の青さを写しこんだ湖面の “ブルー” は空よりも一層青かった。
“キャズム” とは、「大きな裂け目や亀裂 」という意味。シダ植物の大木が生い茂る原生林の中に、クレダウ川の急流によって侵食された奇岩群がある。
遊歩道が整備されていて、湿っぽい原生林の中を20分程度で一回りできる。
周囲の岩には“甌穴” がたくさん見られる。
☆☆☆☆☆☆ ミルフォード・サウンド ~フィヨルド・クルーズ~ ☆☆☆☆☆☆
ミルフォード・サウンド
南島の南西部のフィヨルドランド国立公園に位置するフィヨルドで、テ・ワヒポウナムの一部としてユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録されている。
*** フィヨルド・クルーズ へ ***
海面からそそり立つ湾内の山々
出港してから20分も進むと入り江の幅が広がってくる。澄み切った空の色との対比で、“群青色” の海が深さが想像できる。
日光浴している “アザラシ”
海にはアザラシ(ニュージーランドファーシール)やフィヨルドランドクリステッドペンギン、ボトルノーズドルフィンやダスキードルフィンなどのイルカがいるらしい。
今回は岸辺の岩場で日光浴している “アザラシ” と船の脇を通り過ぎていくペンギンを見ることができた。(ペンギンは二頭が水中を高速で泳いでいたので、残念ながら撮ることはできなかった)
スターリング滝
雨天時には数千もの滝が現れると言う。しかし常に見られるのは2本でその一つがスターリング滝。この滝も、山頂の氷河が消滅してしまう(2040年頃までには消滅してしまうとか)と見えてしまう運命のようだ。
岩肌にはいくつもの滝の跡(きっと雨天のときに出現する幻の滝なんだろう・・・!)が見られる。
高さ160mの “ボーエン滝”
マウント・ペンブローク山
標高2,014mでミルフォード・サウンドで一番高い山で、山頂付近に氷河の一部が残っている。
晴天に恵まれたクルーズだった(雨の多いところなので) が、雨が降った時の景色~無数の滝、岩盤を流れ落ちるさま~も見事なんだろうなと思った。
クルーズはミルフォード・サウンドの港からスタートし、タスマン海に入ったところで入り江に引き返した。
入り江にそびえる ~マイター・ピーク山(標高1,710m)~
次回は ・・・ 最終回 “ニュージーランドは 春から夏へ ~ その⑦ ~”
プカキ湖~テカポ湖のルピナスや善き羊飼いの教会、マウント・クックを望むミルキーブルーを予定しています。
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