☆☆☆☆☆ 北島を廻る ☆☆☆☆☆
オークランドを出発し、 ワイトモ洞窟 ~ ロトルア
寒空に 温泉の湯気があがるトルア湖(旅の二日目の朝)
ニュージーランド北島は火山の島。いたるところに温泉の蒸気が舞い上がっている。発電はこの地熱を使っている(原発はなく、水力や地熱などの自然エネルギーで国内の約80%の電力をまかなっている)と言う。
(1) ワイトモ鍾乳洞へ
ゆったりとした丘陵に牧場が広がる
オークランドを発って、ワイトモ鍾乳洞の “土ボタル”の見学に向かう。 ニュージーランドは牛と羊の国。かつては羊が多かったが、最近では牛が多くなってきていると言う。
鍾乳洞に近づくと、少し山が近づいてきた。牧草も輸出していると言う。
青空のもとにゆったりとした世界が広がる。とてもいい気持ちになる。景色がいいばかりではなく、空気も水も綺麗だ。この国は、この自然を壊さないように(自然を最大限そのままにして)、とても大事にしているという。素晴らしい国だ。
WAITOMO GLOWWORM CAVES
ニュージーランドにしか生息しないツチボタル(グロウワーム)を見ることができる鍾乳洞。洞窟を流れる川をツアーボートに乗って夜空のように幻想的は光を眺める(解説から)。
“土ボタル” ハエ目キノコバエ科のヒカリキノコバエという昆虫の幼虫。この幼虫が洞窟の天井から数珠つなぎになってぶら下がり、青白い光を発する。
鍾乳洞の入口
土ボタルは非常に繊細な生き物(現地案内人)なので、光や音に敏感に反応してストレスをためてしまう。そのため、洞窟内は話し声もだめ、カメラ撮影もだめな暗黒の世界。したがって、写真はありません。
(2)スカイライン・ロトルアで夕食
ワイトモ鍾乳洞を出て、一路ロトルアに向かう。ニュージーランド最初の夕食がノンゴタハ山にある展望台のあるレストランだった。ゴンドラで登る。
ここからはロトルアの街を一望することができる。
(3)ロトルア散策
湖畔のホテルから “ロトルア湖” を眺める(a.m.7:45)
旅の3日目、朝早くに目覚めたので窓の外を眺めると雨が降っている。今日は一日こんな天気が続くのかなと思うと憂鬱になった。それでも、出発時には傘がなくとも大丈夫になってきた(ように思ったが)。
傘を持ちながら、ロトルア湖畔にある “ガバメント・ガーデン” を散策する。
曇り空のロトルア湖畔にたつ博物館
“ガバメント・ガーデン” のゲート
庭園にはバラ園やラン園などがある。
温泉施設として建てられた“チューダー朝様式”の建物(今は博物館)
庭園内の池
所々に湯気があがる
温泉が湧き出ていて、足湯もあちこちにある。
(4)タウポ湖へ
タウポ湖へ向かうバスの車窓から
この煙は、地下からわき上がる熱水。この地熱を利用して “地熱発電所” が稼働している。
タウポ湖から流れ落ちる “フカ滝”
この滝の落差は10mもないが、タウポ湖から続く水が毎秒22万リットルも流れ落ちるという。水の色もき綺麗だが、流れる水の量に迫力を感じる。
(5)トンガリロ国立公園へ
だんだん雲行きが怪しくなってきた。(対岸がトンガリロ国立公園)
雨粒が窓を濡らし始め、周りは雨雲に取り囲まれてトンガリロなどの活火山は全く見えない。
トンガリロ国立公園の人気ホテル “ベイビュー・シャトートンガリロ”
昼食を終わっても雨や止まない。ネイチャーウォークを諦め、隣接するビジターセンターに入る。
こんな火山が見えたはずなのに・・・・・残念だ!!
手前から “ルアペフ山”、“ナウルホエ山”、“トンガリロ山”
北島中央部のトンガリロ国立公園は中央火山帯の上に位置し、現在も火山活動を続けている。北島最高峰のルアペフ山(標高 2,797m)、ナウルホエ山(標高2,291m)、トンガリロ山(標高1,968m)という3つの活火山がある。
ナウルホエ山(標高2,291m)
中央の “ナウルホエ山” は富士山によく似た山ということだが、チラリとも顔を出さなかった。
明日以降も心配になってきた。
(6)花
国花 “コーファイ” (マメ科)
花が終わって実ができている
和名をハネミエンジュと言う。マオリ語で黄色の意味。9月頃(ニュージーランドの早春)から11月頃にかけて、黄色い花をつける。標高500m以下の地域に分布するという。この時期は花期の終わり頃だろう。
エニシダ (マメ科)
この花は北島、南島どこに行っても今が盛りのようだ。丘陵の斜面一杯に広がっている。
ニュージーランド原産の “マヌカ” (フトモモ科)
“マヌカ” の花色には、ピンクと白などがあるようだ。
ニュージーランドの一部に生育するマヌカの花の蜜から作られる蜂蜜はマヌカハニーと呼ばれている。マヌカハニーにはピロリ菌駆除力や殺菌力を持っているとされ、かなり高価な蜂蜜として知られている。マヌカは日本でも売られている “ギョリュウバイ”はこれと同じ種なのだろうか?
ポフツカワ(フトモモ科)
ニュージーランドが原産で、海岸の砂浜や岸壁に生え、高さは15~20mにもなる。クリスマスの頃に咲くことから、「クリスマスツリー」とも呼ばれる。“ブラシノキ”がこれに当たるのだろうか?
ご訪問ありがとうございました。
ニュージーランドは 春から夏へ ~ その➁ ~ へ続きます。