野反湖周辺の地図(案内看板より 黄色の矢印にそって歩く)
草津温泉の宿を早朝に発ち、国道405号線~白砂渓谷ライン~に沿って北上する。野反湖は標高約1,500mにあり、湖の北端(白砂山登山口)は国道405号線の終点にあたる。白砂渓谷ラインは紅葉の最盛期だったが、昨年見ているので、先を急いだ。
目指すは湖入口の "富士見峠"
"弁天山(標高1,652.6m)” と ”花の駅~富士見峠休憩舎(標高約1500m)”~
八間山(はちけんざん)登り口から野反湖を振り返る
群馬・長野・新潟3県の県境に位置し、周囲を2,000m級の山々に囲まれたダム湖。湖面の標高は1,513mで、湖水は新潟県の信濃川を通って日本海に注いでいる。湖の向こうには白根山が見えている。
八間山を通って堂岩山へ向かうコースは、野反湖を左手に見ながら尾根道を進む。
尾根道は紅葉の時期が終わってしまって、カラマツの黄葉が所々に見られる程度だった。
尾根道の両サイドには葉を落とした白樺の林と、緑のクマザサの草原が所々に広がっている。このあたりの標高は1,800m位だろう。
八間山(標高1,934.5m)山頂までは緑の絨毯にクッキリと道がついている。
八間山山頂付近から "イカイワの頭(1,828m)" を振り返る。 遠くの山並が霞んでいる。
山頂から西側方向を眺めると山並が見える。白根山の方向なのだが、山の名は・・?
"黒渋の頭" & "中尾根ノの頭" に道が続く
(後方の中央に見えるのは "白砂山"・・・そこまで登りたかった!!)
落葉樹の下に、野反湖の湖面が覗く
"黒渋の頭" を過ぎると少し下って白樺林の広がる平坦なところに出る。左のトップが "中尾根ノ頭"。
眼前に "白砂山(標高2,139.7m)"
堂岩山と白砂山の分岐点から(堂岩山は左手方向に10m程登ったところだが、眺めはすこぶる悪い)白砂山を眺める。本当はそこまで行くつもりだったが、そこまで往復する時間が足りなくなってきたので、ここで断念。地蔵峠を経由して白砂山登山口へ下山することにした。
晩秋の雰囲気漂う "野反湖 湖畔 ~白砂山登山口~” へ無事下山
***** 登山道で見た "赤い実” *****
ゴゼンタチバナ(御前橘 ミズキ科)
ツルリンドウ(蔓竜胆 リンドウ科)
ツルリンドウの "実 と 花” (花の撮影:2009.7.25 中庭)
ツルツゲ(蔓黄楊 モチノキ科)
ツルツゲの "実 と 花" (花の撮影:2011.7.23 御嶽山)
マイヅルソウ (舞鶴草 ユリ科 )
***** 白砂渓谷の紅葉 *****
***** 嫗 仙 の 滝 *****
案内図(現地の立て看板より)
遊歩道入口から1kmほどで滝壺まで降りられるが、急斜面もあるので登りが大変
途中の斜面は紅葉した落葉樹林が続く。
25分程度下ると、やっと滝が見えてくる。
嫗仙の滝は、50~60万年前に草津白根山から噴出した火砕流が堆積(溶結凝灰岩)してできたという。
(右端の人が動くのを暫く待つ・・・!)
落差35m程の滝だが、赤い岩と紅葉、岩肌を刻んでいる甌穴(?)、「嫗」の文字によく似合う形、・・・など、素敵な滝だ。
"日本ロマンチック街道の旅” の終わりにふさわしい景色に感動 !!
ご訪問ありがとうございました