☆☆☆☆☆ ① アヤスの谷ハイキング ☆☆☆☆☆
スタート直前のシャンポルクの街
ハイキングの初日 スタートは午後3時 モンテローザを眺めながらゆっくりと歩く
シャンポルク(1,568m) ~ マスコグナス村(1,798m)
標高差:約230m 歩行距離:約5km
歩き始めは・・・・・上の写真の様に暗~い雲が近づいている。
それでも、参加者は ・・・・・ ヤナギラン に迎えられながら歩き始める。
ヤナギラン(アカバナ科)
ヤナギランの基準標本が北ヨーロッパにあることを初めて知った。
アデノスティレス・アリアリアエ(キク科)
キク科のアデノスティレス属は日本に生育していない属なのだろう。和名のわからない花は学名をカタカナ標記する。ツアーでは、普通に見られる花だった。
八重咲きハマナス・・・?
白花の八重咲きハマナス ・・・ ?
ヨーロッパにも“ハマナス”が自生しているのだろうか(それとも植栽されたものなのか)。よく似ているが、・・・わからない。
シレネ・ヌタンス(ナデシコ科)
シレネ・ヌタンス & シレネ・ディオイカ(サクラマンテマ)
ナデシコ科の上写真二種とシラタマソウなどは、どちらも牧草地に特に多く見られた。右のサクラマンテマは現在日本に帰化しているように思える。
日本では雨の落ちてこない日が続いている。ここは別天地。少しマイナスイオンを浴びていきたい。
フテウマ・フェミスファエリクム & フテウマ・ベトニキフォリウム(キキョウ科)
上の写真左の花をUP
上二種は、両者ともタマシャジン属で、日本には園芸品種として入ってきている。左は“タマシャジン”として流通しているようだ。ニックネームは“鬼の爪”。
キキョウ科ホタルブクロ属の仲間はツリガネソウやイトシャジンなど多くの種類が草原に生育している。日本にもホタルブクロ属の仲間は、カンパニュラ、ホタルブクロ、シャジンなどの高山植物が見られる。
レイジンソウの仲間(アコニトゥム・ヴルパリァか? キンポウゲ科)
フウロソウの仲間(エゾグンナイフウロに似ている フウロウソウ科)
メラフィルム・シルバァティクム(ゴマノハグサ科)
日本では、“ママコナ”や“ミヤマママコナ”などのママコナ属の仲間が分布している。
ロータス・アルピヌス(マメ科)
牧草地周辺に広く生育していえるようだ。ミヤコグサ(Lotus corniculatus var. japonicus)は日本に自生している植物で、外来種セイヨウミヤコグサ(L. corniculatus var. corniculatus)によく似ている。草原いっぱいにこの花が咲きほこるお花畑は見応えがある。
ミオソティス・アルペリトリス(ムラサキ科)
ワスレナグサの仲間で、アルプスの草原や石の多い高原にはたくさん見られる。
センペルビブム・モンタヌム(ベンケイソウ科)
同じクモノスバンダイソウ属の仲間で“クモノスバンダイソウ”が園芸品種~マキギヌ~として流通しているという。崖やケイ酸塩の多い石のある場所、草原に集まって生育している。
MASCOGNAZ(マスコグナス村)
石造りの家と花
家々にはプランターや釣り鉢には赤や紫などの花が飾ってある。この花も最初はゼラニウムなどの虫除けになるハーブが多かったという。
石で葺いてある屋根
使用されている石は現地で採れる石灰岩質の石がほとんど。それにしても綺麗に重ねているものだ。
17:12 マスコグナス村 下山開始
20時になっても明るい当地では、17時はまだまだ山道を歩いても大丈夫。しかし、最後までモンテローザの山は見られなかった(予定よりかなり遅れている)。
シャンポルクのホテルに到着 ~HOTEL L' AIGLON~
夕食は19:30にレストランの予定。初日のハイキングは雨の見舞われたり、歩くスピードになじまなかったこともあり、到着が大幅に遅れてしまった。
それに、思ったほど景色が見えず、花の種類も数も少なかったこともあって私も疲れてしまった。今晩の夕食の料理とお酒を楽しんで疲れを一掃することにした。
シャンポルクの街から・・・・・モンテローザの山頂が覗く
20:40 食後のレストランからの帰り、モンテローザの山が次第に姿を現してきた。明日のブルー湖へのトレッキングが楽しみになってきた。
次回は・・・・・シャンポルクから更に北上(花と自然景観を期待して)
ブライトホルンの麓ブルー湖(標高2,219m)を目指すトレキングを予定してます。
ご訪問ありがとうございました。