(1)草津滞在三日目(22日午後) ~笠ヶ岳トレッキング~
笠ヶ岳トレッキング(上の図の下端)
計画では、 硯川町バス停 ー 峠の茶屋 ー 笠ヶ岳山頂 の往復
距離 7km 標高差 約350m 所要時間 約4時間 だったが、
22日朝 草津温泉のホテルを出発し、国道292号線を白根山、渋峠、硯川へ向かう。ところが白根山を通過するあたりから雲の中に入ってしまって、廻りが何も見えない状態に。硯川の到着後、暫く様子を見ていたが、回復の兆しが全くない。
周囲が見えない山道を歩いてもつまらないので、草津に戻ることにした。前から興味があった “嫗仙の滝” を見に行くことにして、午後にまた硯川に戻ってくることに。
13:30 峠の茶屋到着 トレッキング開始
峠の茶屋(標高1,908m)
出発が午後になってしまったので、峠の茶山で車で行くことに。硯川から平床手前までR292で行って、そこからR66を山田牧場方面へ進むと笠岳峠があり、硯川からのルートの通過地点となっている。
峠の茶屋付近から山頂を見上げる
登山道入口から続く階段の先に見えるのが山頂なのかな・・・?
山頂直下まで木製の階段が続く
階段は歩きやすいが、かなりしんどい。周りの景色を見ながら休み休み登る。
14:00 30分程で山頂到着 “硯川~峠の茶屋” 間をカットしたので、あっという間についてしまった。
標高差約170m 階段は山頂付近まで続き、その後岩場の急登に。
2,075.9m の 山頂
山頂から東方向を眺める ~横手山(2,305m)~
山頂から西方向を眺める
雲が晴れてきたとはいえ、遠くの山々は雲に覆われたりで霞んで見えない。登れただけでもよしとするか。
秋晴れの空ならば・・・・・こんな北アルプスの眺めが広がっていただろう。
~~~ 別の日に ちょっと高いところから 見た眺め ~~~
横手山山頂スカイレーターからの眺め (撮影:2015.9.30)
橫手山の山頂に向かうスカイレーターから北西方向を見ると、笠ヶ岳(中央尖った山)の背後に北アルプスの山並がクッキリと見える。ZOOM UPすると、後立山連峰の連なった山々がわかる。
14:45 峠の茶屋に下山 山頂での休憩を含めて1時間15分の往復となった。山頂での眺めが悪かったが、半月ほど前に同様の場所で立山や劔岳、後立山連峰の鹿島槍や白馬岳、そして槍や穗高岳を見ていたので、今回は山頂まで往復できたことで満足している。
・・・・・日時の順が前後するが ここから おまけです・・・・・
(2)草津滞在三日目(22日)笠ヶ岳トレッキングの午前 ~ 嫗仙の滝 ~
滝入口の案内板
嫗仙の滝駐車場の案内板。草津温泉街から車で10分程度のところに駐車場入口の看板があるが、なかなかわかりにくい。ホテルやバスターミナルで詳しい情報を聞くのが一番。
駐車場~滝:ほぼ下りで30分、滝~駐車場:ほぼ登りで50分 往復で80分くらいかかる。林の中で涼しいくて歩きやすいが、標高差約200mはかなり辛いと覚悟していく必要がある。でも、一見の価値ある滝だ。不思議な色と形の滝ですね。
(3)草津滞在二日目(21日) ~ 野反湖ー八間山ー堂岩山トレッキング ~
紅葉終盤 の “野反湖”
野反湖は湖面の標高が1,500mを越え、周囲を2,000m 級の山々に囲ま れたダム湖。ダムの上流面にコンクリートを貼り付けて遮水した “コンクリート表面遮水壁型ロックフィルダム” というらしい。信越高原国立公園の中にあって、周囲の原生林とダム湖の素晴らしい景観、周囲の豊富な高山植物がウリとのこと。
富士見峠の看板から
トレッキングコース:富士見峠 ー 八間山 ー 堂岩山 ー 地蔵峠 ー 白砂山登山口
標高差:約500m 所要時間:5時間45分
7:10 富士見峠スタート
富士見峠を見下ろす
スタート地点から5~6分登ったところで、富士見峠~通称 “野反峠”(標高1,561m)~を振り返る。画面中央左ややに野反湖休憩舎・駐車場が見える。白樺の樹の白色と枝先の褐色が周囲の山々に広がる。とても気に入っている景色に癒やされる。
イカイワの頭(標高1,828m)付近から野反湖を見渡す
イカイワの頭からみた “八間山(1,934m)”
左奥に八間山の頂が見えるが、そこまではあと1時間弱(通過は8:30頃)。気持ちのいい尾根歩きだ。
八間山~堂岩分岐までは、およそ1時間40分のコースタイム(山と高原地図)となっているが、2時間ぐらいかかってしまった。上り下りしながらの尾根道をのんびりと歩いたわけではない。「野反湖花と散策ガイド」では2時間となっているので、前者の時間は健脚向きかなのだろう。
10:30 白砂山ー堂岩山の分岐通過
白砂山ー堂岩山の分岐
遠くに見えるのが “白砂山(2,139m)” の山頂。あそこまで往復で3時間は必要(残念だが、今回はここで断念。野反湖に下る)。
10:56 分岐を過ぎて地蔵峠方面(写真左方向)に進むと、直ぐ “堂岩山山頂(写真左下に山頂標識)” に着く。山頂付近の眺望は良くない。
12:50 地蔵峠通過
地蔵峠分岐
この分岐は野反湖の白砂山登山口へ下りる道と、西大倉山ー渋沢ダムを通って秋山郷切明橋至る道の分岐点となっている。
※※ 秋山郷への道は “旧草津街道” の一つで、新潟ー草津を結ぶ “幻の国道405号” なのだろう。見るからに大変そうなルートだが、興味ある道だ。機会と体力があれば歩いてみたい。
13:50 野反湖畔 “白砂山登山口” 到着
野反湖湖畔の休憩舎
国道405号は、群馬県吾妻郡中之条町から新潟県上越市に至る一般 国道だが、なぜかここ野反湖北湖畔で行き止まりとなっている(そして、秋山郷切明橋付近から復活している)。この間が “幻の国道405号” と言われているのだろう。
花を楽しむことはできなかったが、秋晴れの空のもと尾根歩きを楽しむことができた。
(4)草津滞在初日(20日) 紅葉狩りを楽しむ ~ 秋山郷散策 & 志賀高原 ~
秋山郷 御蔵橋
秋山郷 前倉橋
秋山郷 ~天池・鳥兜山~
秋山郷 ~切明橋・夫婦滝~
405号はここで終わり、野反湖まではとんでいる。ここからは林道秋山線が(冬季閉鎖)奥志賀高原へ続いている。
奥志賀高原の秋 ~白樺林の紅葉~
霧に覆われる ~平床湿原~
平床湿原の秋 ~白樺林の紅葉~
(5)おまけ の おまけ ・・・志賀高原 ~2000mと1400mの差~ & 野反湖の初夏・・・
奥志賀高原 ~標高約2,000m付近 今季初の霧氷~ (撮影2015.9.30)
横手山山頂付近 ~標高約2,000m付近 今季初の霧氷~ (撮影2015.9.30)
志賀高原 一沼 ~標高1,460mの秋~ (撮影2015.9.30)
上二枚は何れも同じ日に撮影(一沼は8:30頃、奥志賀は10:00頃、横手山は11:30頃)。奥志賀は遠くの山の上が白く見えたが、「おかしいなあ」としか思わなかった。後で横手山ペアリフトの山頂付近で、木々の氷がとけ始めているのを見て納得した。一沼の廻りを歩いているときには霧氷とは考えられなかった。
野反湖はノゾリキスゲが満開に (撮影:2017.7.21.)
画像がたくさんになってしまいました。
ご訪問ありがとうございました。