- 旅の思い出
現地の案内看板(冬のスキー客用かな!)
背後に見える山は左から、MARBORE(3,248m)、LA TOUR(3,009m)、LE CASQUE(3,007m)とある。およそ2万年前、これらの山々から巨大な氷河がカヴァルニーからその下方のルルドまで(およそ30km)を覆っていたという。この谷は氷河によってつくられた “カール地形” 。
谷を取り囲む山々は雲に覆われたまま。滝が一筋流れ落ち付近に雪(氷?)が残っている。
カール地形の中を歩いて滝に近づく・・・雲が上がってくれるのを願って・・・
☆☆☆☆☆ 途中で見た花 ☆☆☆☆☆
(残念ながら、雨に濡れて、花がかなり傷んでいました)
エーデルワイス
クリスマスローズ
自生のクリスマスローズは花の旬は終わていたが、コースの至る所でいろんな種が葉を広げていた。この花は木立生のもので、原種系のクリスマスローズだろうか。
シラタマソウ(ナデシコ科 マンテマ属)
これも “シラタマソウ” の仲間だろう。
牧草地に群生する ~セイヨウマツムシソウ( Scabiosa lucida )~
日本のマツムシソウとの違いは・・・・・よくわからない。
クワガタソウ属 chamaedrys
“グンバイズル” によく似ている。
クワガタソウ属の別種 ~?~
~Lilium martagon~
茎の上部に付く葉は互生しているが、下の方は4~8枚が輪生している。草原の緑の中で花がよく目立つ。
ハクサンチドリ属 maculata
コースが少し湿った草原に入ると、至る所にこの花が咲いている。日本のハクサンチドリ(Dactylorhiza aristata )によく似ている。付近をよく見ると “ウズラ葉” のもの(ウズラバハクサンチドリ)もある。
サクラソウ属 ~ユキワリザクラ(?)~
ワイルドストロベリー ~エゾヘビイチゴ~
美味しそうな赤い実があちこちで見られた。現地の方も食べているのだろうか・・・?
************* わからない花もたくさんありました ***********
????????
************ どこかで見たような花 全くわからない花も **********
カールを囲むようにそそり立つ3,000m級の山々に、ぐーんと近づいたが雲はまだ晴れない。山稜には落差422mのガヴァルニー滝など無数の滝が見える。もう少し待てば山頂部が見えるのだろうか?
ピレネーアイリス
ピレネー固有のアヤメ。草原のあちこちに群生している。・・・平地のアヤメとどこが違うのか、残念ながらガイドさんの説明を聞き取れなかった。
バラ属 pendulina ~アルプスのバラ~
英語で Alpine Rose(アルプスのバラ)と言う。“アルプスの三大名花” のアルペンローゼはツツジ科の花で、この花とは違う。
僅かに見えた3,000mの壁 (3コマの写真を合成)
折り返し地点のホテル・ドウ・シルク(標高1,556m)で休憩後、山頂部が少し覗き始めたので、しっかりと目に焼き付けて下山し始める。
次回 ~ピレネーを歩く~その2 へ続きます。
ご訪問ありがとうございました。