山地や高山に見られる おもな草花
「ウマノスズクサ」
原野や川の堤などによく見られるつる性草本
----- 池沼~湿地~草原の草花 -----
「メタカラコウ」
山地帯~亜高山帯の湿った草地に生育する。近縁種の“オタカラコウ”は舌状花が8個くらいあるのに対して、こちらは1~3個と少ない。
「トビシマカンゾウ」
左:トビシマカンゾウ 右:ニッコウキスゲ(2011.7.29霧ヶ峰)
ニッコウキスゲは、カンゾウとは草丈や花の付き方・数がことなるようだ。
「カキラン」 「シロバナツルコケモモ」
「ツルコケモモ」の花 (2013.7.7 日光戦場ヶ原 湯の湖畔)
北海道、本州中部以北の高山の湿原に生育する常緑小低木
----- 高山~亜高山の草花 -----
「タチフウロ」
山野に生える草本で、茎は高く直立する。北方の地や高山には同属の“チシマフウロ”や“トカツフウロ”、“ハクサンフウロ”、“タカネグンナイフウロ”などが生育している。
「タカネグンナイフウロ」 (2011.7.30 千畳敷)
「ハクサンフウロ」 (2011.7.17 月山)
「ノギラン」
「アカバナシモツケ」
バラ科シモツケソウ属の多年草。下野草(シモツケソウ)の変種で、紅色の花が美しい。
アカバナシモツケは長野県と山梨県に特産する。
「タカネナデシコ」
「アカモノ」 「シラタマノキ」
上の写真の花 (2011.7.17 月山) (2012.7.24 大雪旭岳)
「メアカンキンバイ」
写真右は大雪黒岳(2012.7.26撮影)でみたメアカンキンバイ。高山では、大変綺麗に見える。
「ミヤマウグイスカグラ」 葉や枝にある褐色の毛が、ウグイスカグラより目立つ。
「タカネバラ」 「サンショウバラ」
大雪黒岳の 「オオタカネバラ」 (2012.7.26撮影)
タカネバラは本州中部地方以北や四国の剣山などに分布。オオタカネバラは北海道と本州中部地方以北の亜高山帯~高山帯に分布。前者は小葉が3~4対で鋸歯が鋭いが、後者は2~3対で浅い鋸歯であることなどから区別できる。
「タカネマツムシソウ」
マツムシソウが丘陵~山地帯の草地などに生育するが、タカネマツムシソウは本州中部地方以北と四国の亜高山帯~高山帯に生育している。タカネマツムシソウは丈が小さい割に花が大きいようだ。
野草園の草花を見ながら、山で出会ったときのことを思い出していた。
次回は仙台市野草園の散策です
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