硯川の “前山サマーリフト” 乗り場の案内看板から
9月2日 a.m. 11:20 前山サマーリフトに乗る(予定していなかったが、遅くなったので)。
11:30 前山山頂(1,810m)~リフト終点~ トレッキング スタート
11:35 渋池 ひょうたん池方面との分岐を通過 平坦な林の中を進む
志賀山登山道入口(志賀山~四十八池湿原分岐)
11:57 志賀山山頂を廻って四十八池湿原へ廻るコースなので、この分岐を左に曲がる。ここからが登りの連続となる。途中(出発地のリフト乗り場にも)には “熊出没” の看板あり。熊さんに挨拶する“鐘” も至る所に設置されている。
志賀山周辺の池 (志賀高原観光Map から)
お釜池や志賀の小池、鬼の相撲場の池、・・・・・などは志賀山の火口湖。爆裂火口に水がたまり、周囲のハイマツやオオシラビソの緑を映している。
お釜池
鬼の相撲場の池
志賀の小池
志賀山は志賀高原の中心にある “志賀火山群の雄峰” で、志賀山(2,035m)と裏志賀山(2,040m)の二つの峰からなる。「学術的にも珍しい渦を巻いて流れた溶岩から形成されている」との解説があったが、そのよう岩にはお目にかかれなかった。
タテヤマウツボグサ(立山靫草 シソ科)
オヤマリンドウ(御山竜胆 リンドウ科)
オヤマリンドウは亜高山~高山の草地に 生える秋を代表する花の一つ。今が旬で、登山道には至るところに濃紫色の細長い釣鐘型の花が目立っている。
志賀山山頂(標高2,035.7m)
12:39 志賀山山頂到着 志賀山は “志賀火山群の雄峰” との解説あり。周囲の山の案内板があった(写真中央)が、山頂での眺望はガスがかかってきたせいか(樹木にも囲まれている)良くなかった。
志賀山周囲の山の案内板(上が北・右が東方向)
東に昨日登った “赤石山” 、南に “本白根山” が見たかったが、このガスでは無理だった。ちょっと残念。ガスがなければ、木々の間から360度の展望ができたのかな?
ガスの晴れ間 ・・・・・ 眼下を覗くと ~四十八池湿原~
裏志賀山山頂(2,037m)
13:18 裏志賀山山頂到着 裏志賀山はここで行き止まり。見晴らしのいい場所には先客グループが休んでいたので、直ぐに下山する。
ハクサンシャジン(白山沙参)はキキョウ科・ツリガネニンジンの高山型。
ホツツジ(穂躑躅 ツツジ科)
アカモノ(赤物 別名:イワハゼ~岩黄櫨~ ツツジ科) の 実
シラタマノキ(白玉木 別名:シロモノ ツツジ科)
アカモノもシラタマノキも、亜高山~高山の礫地や草地に自生するツツジ科シラタマノキ属の常緑小低木。“シロモノ” は赤い実の “アカモノ” との対比で呼ばれているようだ。
硯川(熊ノ湯)~大沼池分岐(標高約1890m)
志賀山(右方向)から下ってきて、四十八池湿原~硯川(前方向)に進む。後ろが大沼池方向になる。
四十八池湿原
池塘はガスが晴れると、周囲の針葉樹林をクッキリと映してくれる。湿原の木道を、植物を眺めながら進む。
湿原には青紫色のエゾリンドウや白色のウメバチソウの花が目立つ。黄色のキンコウカやマルバダケブキなど咲き残った花も見える。そして、所々に赤色が点在している。
“赤” の正体は ・・・・・ モウセンゴケ(緑はヒメシャクナゲ)?
“赤” の正体は ・・・・・ ミズゴケか?
湿原は所々でクサモミジが始まっている。まもなく本格的なクサモミジになるだろう。
千島石菖 (別名:クロミノイワゼキショウ ユリ科)
花(左) と 実(右)
ワレモコウ(吾亦紅、吾木香 バラ科)
エゾリンドウ(蝦夷竜胆 リンドウ科)
マルバダケブキ(丸葉岳蕗 キク科)
志賀山・四十八池・大沼池 ~ 渋池・硯川・熊ノ湯 ~ 鉢山・横手山 三叉路
14:25 木道が終わり四十八池湿原の南端(トイレがある四十八池分岐)に至る。道は湿原と別れ、標識に向かって左手方向の鉢山の北裾野の樹林帯を西に進む。ここはオオシラビソやコメツガの原生林かな。
14:45 三叉路から20分ほどで、来るときに通った志賀山登山道入口を再び通過する。
~~ “前山サマーリフト” 乗り場の案内看板 の 次 の 画像 ~~
渋池
14:55 渋池通過 標高 1,800mの渋池周囲にはハイマツが遺存分布(氷河時代のレリック)していると看板にある。また、“浮島” が漂っていると別の解説にある。
ハナイカリ(花碇 リンドウ科)
ミヤマコゴメグサ(深山小米草 ゴマノハグサ科)
ミヤコグサ(都草 マメ科)
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渋 池 ~浮島・・・・・?~
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次回は ・・・・・ 少し遡って
“志賀高原を歩く① ~笠ヶ岳トレッキング~“ を予定しています。
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