- 旅の思い出
マウシリ湖 & エンカンタッツ峰(ツイン・ピークス)
ここはハイキングの終点 ~標高1,930mにあるマウシリ湖~ 。ジープはここを通過。エスボーでは4輪駆動のジープに分乗し、ラテラ湖を目指す。最初の20分くらいは簡易舗装の道だったが、その後は私は絶対に走らないと言いきれる“ガタガタ道”。後ろから付いてくるジープは砂埃で大変。
標高2,180mのラテラ湖
ジープはこの地点の少し下まで私たちを運んでくれた。ここからミラドール見晴らし台まで20分くらい登る。
見晴らし台からの眺望 ~マウシリ湖とエンカンタッツ峰~
現地案内看板(に加筆)
写真(一つ上の)ほぼ中央に尖った二つのピークが、エンカンタッツ峰~ツイン・ピークス~で、公園のシンボル的存在。マウシリ湖は、上の写真では中央に見える。
エンカンタッツ峰は公園のシンボルと言うことで、彼は背中を見てくれと言わんばかりに、シャツに印刷された “encantats” のマークを見せてくれた。このマークは、上の看板の左端にも確かにあった。
☆☆☆☆☆ ハイキング途中で見た花たち ☆☆☆☆☆
見晴らし台付近は ・・・・・ アルペンローゼが花盛り
“アルペンローゼ” はスイスアルプスの3大名花。この呼び名はスイスアルプスでの呼び名ではないかと思っていたので、少し違和感をもった。そこでネットでいろいろと検索してみたが、「スイスアルプス、ピレネー、・・・・の高山で育つ花・・・」とあったので、まあ~いいか。
正式名は ツツジ科 ツツジ属 フェルジネウム ~Phododendoron ferrugineum~
オトギリソウ科 オトギリソウ属の仲間
ヒメハギ科 ヒメハギ属 アルペストリス ~Polygala alpestris~
****** キク科 の 仲間 ******
アデノスティレス属 アリアリアエ ~Adenostyles alliariae~
どちらもどこかで見たような ・・・・・ キク科には違いないだろうが・・・?
****** キンポウゲ科 の 仲間 ******
カラマツソウ属 アキレジフォリウム ~Thalictrum aquilegifolium~
セイヨウキンバイソウ ~Trollius europaeus~
****** キキョウ科 タマシャジン属 の 仲間 ******
左:ヘミスファエリクム ~Phyteuma hemisphaericum~
右:タマシャジン ~P. orbiculare~
両者ともに管状花が球状の花冠をつくっている。左のヘミスファエリクムは “悪魔の爪” と呼ばれるタマシャジンだろうと思うが、花色がグリーンだというところが疑問だ。
****** マメ科 の 仲間 ******
左:シャジクソウ属 アルピヌム ~Trifolium alpinum~
右:ミヤコグサ属 アルピヌス ~Lotus alpinus~
****** ベンケイソウ科 マンネングサ属 の 仲間 ******
左:セドウム・アングルカム ~Sedum anglicum~
右:セドウム・ルペストレ ~Sedum rupestre~
見晴らし台を後に・・・・・ラテラ湖に戻る
ラテラ湖の標高は2,180m位。このあたりが森林限界なのだろうか。正面中央部が湿地になっていて、その周辺に針葉樹がやや疎らに生えている。ここから少し下がると湖(氷河湖)となっている。
景色抜群!!
ラテラ湖の縁を通って、暫くは登ってきた道を引き返す
途中で別ルートに入る・・・・・エンカッタッツ峰とそれに続くピレネー山脈の勇姿
雪崩の跡なのか、大きな岩がゴロゴロとしている。そんな中をマウシリ湖を目指して下る。
Pic de Peguera(2,982m)
1枚上の写真をズームアップ。中央の尖った山が “Pic de Peguera” 。僅かに氷河が残っている。フランス側に比べて雪が少なく、その分岩肌の雄々しいピレネーを楽しむことができる。
~ブラテーラ滝~
ハイキングの終点 “マウシリ湖” が見えてくる
マウシリ湖とエンカッタッツ峰(左の山)
標高1,930mのマウシリ湖畔に到着。この湖からの眺めも抜群。エンカッタッツ峰はじめピレネーの勇姿を目に焼き付けて明日~最後のハイキング~に向けてアンドラ公国のホテルへ向かう。
***** 5日目 ~アイギストルテス国立公園ハイキング~ が終わる *****
ピレネーの固有種
見晴台付近で見つけた・・・・・ ピレネーの固有種 “ピレネーユリ”
ピレネーユリ ~Lilium pyrenaicum ~