上信越自動車道東部・湯の丸ICから湯の丸高原地蔵峠を経て、湿原入口パーキングまで車を走らせる。丘陵・湿原内は遊歩道があり、それに沿って歩く。1時間半のコース時間を倍の3時間かけてゆっくりと歩く。
アカバナシモツケ(バラ科)
池の平湿原は数万年前の三方ヶ峰火山の火口原に広がる高層湿原。一帯は温暖な里山から標高2000m超の山頂へと急峻な地形。内陸性気候で昼夜・年間の気温差がとても大きい。そのため、里山に生息する動植物から、本来ならば3000m級山岳地帯に見られる高山性の動植物までが狭い一帯に混在しているという。”高山植物の宝庫”なのだろう(が、この湿原も乾燥化が進んでいて消滅へと歩んでいる。少し寂しい!!)。
☆☆☆☆☆ 観察した植物の一部をご覧ください ☆☆☆☆☆
シャジクソウ(マメ科)
ウスゲヤナギラン(アカバナ科)
葉が有毛の種をウスゲヤナギランとして無毛のものと区別しているようだ。(長野県内のものはほとんどがウスゲヤナギランといわれている)
キバナノヤマオダマキ(キンポウゲ科)
ミネウスユキソウ(キク科)
ミネウスユキソウ ウスユキソウ
ウスユキソウ(右)の頭花には、はっきりとした柄がある
(※ 最初にUPした画像を変更しました)
ウスユキソウ(キク科)(※ 最初にUPした画像を変更しました)
見晴台(標高2,095m)から、霧に見え隠れする湿原を見下ろす
梅雨時の高山なので、360度の展望は無理とわかっていたが、ときおり霧が眼下の湿原まで覆い隠してしまう。右端の植物はオノエイタドリ(タデ科)。
コマクサ(ケシ科)
クロマメノキ(ツツジ科)
アサマブドウとも呼ばれている。
コキンレイカ(オミナエシ科)
別名:ハクサンオミナエシ
タカネナデシコ(ナデシコ科)
ツリガネニンジン(キキョウ科)
グンバイヅル(ゴマノハグサ科)
写真上のように茎は地面を這う。長野県の準絶滅危惧(NT)。
リンネソウ(スイカズラ科)
コイチヤクソウ(イチヤクソウ科)
マルバダケブキ(キク科)
丸葉岳蕗は、山地に生えるフキの葉のように丸い大きな葉から付いた名前。少しオレンジを帯びた黄色の頭花の色からもいえるが、フキの仲間ではなくメタカラコウの仲間。
ホソバキソチドリ オオヤマサギソウ (ともにラン科)
バイケイソウ(ユリ科)
バイケイソウは緑白色、コバイケイソウは白の花が咲く。ただ、どちらも花が咲かない年がある、・・。
アヤメ ノハナショウブ
どちらもアヤメ科の植物だが、外花被片に模様が異なる。
シロバナミヤマウツボグサ(シソ科)
ミヤマウツボグサ・・・?(シソ科)
ヒカリゴケ(ヒカリゴケ科)
洞窟のような暗所においてエメラルド色に光る苔植物。近くの鬼押出し園で見たことがあるが。こんなところにもあるとは思いもよらなかった。以前は付近に看板があった(ということだが、なくなってて良かったのかもしれない)。
☆☆☆☆☆ おまけ ・・中庭の旬・・ ☆☆☆☆☆
クサギの花が咲いています。
次回は
「2.ガイスラッハコーゲル展望台 & ホッホゼルデン高原 ハイキング 」を予定しています。
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