雪割草の花 ~キンポウゲ科 オオミスミソウ~
花弁のように見えるのは萼片。
スプリング・エフェメラル(早春季植物)
雪割草はキンポウゲ科のミスミソウをさすが、地方によってはイチリンソウやニリンソウ、アズマイチゲ、ショウジョウバカマ、カタクリなどを呼んでいるようだ。春まだ周囲の木々が葉を繁らせる前にいち早く花を咲かせ、種をつける。そんな花を “早春季植物” という。
(バナーの雪割草は雪国植物園の斜面一杯に咲くオオミスミソウ)
☆☆☆☆☆ 中庭 ~その他の草花~ ☆☆☆☆☆
コシノコバイモ(ユリ科 越の小貝母)
和名は越後のコバイモの意味。天蓋百合とも呼ばれるが、花が“天蓋” に見えるのはもう少し後。
セイヨウサクラソウ
セイヨウサクラソウは雪の中でも花芽が育つ強い花。手入れをしないので中庭では4~5株しかない。
馬酔木(ツツジ科)
この花は、この頃が一番好きな色になる。
芽を伸ばし始めた ~ ホトトギス(ユリ科)~
芽は伸びてきたばかりの ~ ヒダカミセバヤ(ベンケイソウ科)~
☆☆☆☆☆ サンポミチに咲く花 ☆☆☆☆☆
昨日~今日と好天が続く。ぽかぽか陽気に誘われてサンポミチへと繰り出す。
ニホンスイセン
何回も通ったサンポミチなのに、ニホンスイセンを見たのは始めて。1m近くになっている平戸ツツジの間から、スイセンの花が顔を出している。葉も花茎も長~く伸びている。この時期に咲いているのはちょっと早すぎる。越後の3月初めはまだ雪が降るからだ。今年は特別なのかもしれない。
ヤブツバキ
カンツバキが終わると、ヤブツバキの仲間やユキツバキの花が目立つようになる。ヤブツバキ系の花は花糸が白く基の方で筒状になっているのがと特徴。花弁も大きく開く。
中庭のユキバタツバキ(どうしたわけか、ユキツバキはまだ咲かない)
ユキバタツバキはヤブツバキとユキツバキの交配種。ユキツバキは花弁が大きくは開かず、花糸も黄色で僅かに基でくっついている。ユキバタツバキはヤブツバキとユキツバキ両者の性質を受け継いでいるようだ。
☆☆☆☆☆ おまけ ~クリスマスローズ 次々に開花~ ☆☆☆☆☆
緑色系花色・シングル咲きクリスマスローズ ~原種系 オドルス~
左:シングル咲き 原種系オドルス 右:セミダブル咲き
赤色系花色・セミダブル咲き・スポット入りクリスマスローズ
黒色系花色・ダブル咲き クリスマスローズ
啓蟄は春の季語で 「冬籠りの虫が這い出る」と言う意味で、暦の上ではもう春。中庭ではいろんな植物が芽を伸ばし、花を咲かせる季節の到来だ。昨日~今日の陽気は、中庭も確実に春を実感させてくれる。
嬉しい季節がやってきた。
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