”ユキツバキ” & ”ユキバタツバキ”
ツバキ科の常緑低木。”ユキツバキ”は、本来太平洋側に分布する”ヤブツバキ”が東北地方から北陸地方の日本海側の多雪地帯に適応したものと考えられている。”ヤブツバキ”と”ユキツバキ”の自然交配種もうまれており、それが”ユキバタツバキ”である。(上画像の左端ー平開している花がユキツバキー。右側の平開していないのがユキバタツバキ)
”ユキツバキ”
幹の高さは2m程度、積雪の関係で地を這う様な樹形で地際で多く分岐する。花弁は薄く水平に広く開く。雄蕊の花糸は黄色~濃橙黄色で、基の方まで合着せずばらけている。
”ユキバタツバキ”
ユキバタツバキは日本海側の一部でしか見ることができない。ユキツバキとヤブツバキの中間的な花の作りをしていて、いろんな段階のものがある。中庭のユキバタツバキは開花当初は花弁が平開しない。雄蕊の花糸は黄色~黄白色で基の方で合着している。
*** 雪椿 雪端椿 藪椿 寒椿の花の識別 ***
ユキツバキ ユキバタツバキ
花弁平開、雄蕊は黄色で基の方まで分かれる。 花弁平開しない。雄蕊は黄色~黄白色で基の方は合着。
ヤブツバキ カンツバキ(山茶花の仲間)
雄蕊は白色、基の方は合着。 雄蕊は白色、基の方まで合着しない。花弁はバラバラに散る。
*** 椿の花に見せられて ”ヒヨドリ” が!! ***
中庭に ”真っ赤な花が” 一杯になる頃、葉の蜜をもとめて鳥さんが毎日屋ってくる。ウグイスに、メジロ、オナガ、そしてヒヨドリなどの声が朝から聞こえてくる。この時期のウグイスはまだ ”ホー・ ホケッキョウ” とは鳴かずにおかしな声を出している。きっとまだ慣れていないのだろう!!(撮影:3月25日)
*** 他の椿の仲間 ***
加茂本阿弥 匂い椿~春風~
エヒガサ
菊花椿
********** 果物の花も咲き始めた **********
暖地サクランボ(撮影:3月25日)
********** 水仙やチューリップも咲き始めた **********
ミニスイセン
芳香スイセン ~アバランチ~
原種系チューリップ ~ブルーアイ~
********** まだまだ 咲いている ~~雪割草~ **********
来年のために今はできるだけお日様にあてる。そしてモミジの葉が茂る頃には半日陰になるようにする。
********** おまけ ~ ① クリスマスローズ~ **********
原種系クリスマスローズ ~ニゲル~
純白の一重の花に混じってピンク系の花が咲き始めた。花弁状の萼片の中心には緑が入り、ネクターも緑。
*** 楽しみにしていた花が こんな色に***
園芸店で安価に購入した苗(左の写真の花を期待していたが・・・?)
黄色系のダブル咲きの花がなかったので楽しみにしていたが、赤色系のダブルだった。少し残念!!
こちらも期待が裏切られたが、緑系のダブル咲きは初めてなので大喜び。嬉しい誤算!!
*** 今年の 一番のお気に入りは ・・・この2点 ***
ピンクの糸ピコティの入る 白色系ダブル咲き品種
ピンクのピコティ・フラッシュの入る 白色系ダブル咲き品種
両者ともに花弁状萼片の外側は広く、内側は尖る。萼片の外側はピンク色とピンク色のネットが目立つ。左の品種は萼片が透き通るような白色が素敵だ。右は萼片の内側の中央からピンクの筋が先端に向かって走っているところが気に入っている。
****** おまけ ~ ② 鳥さんが畑の爺さんを追いかける・・・!~ ******
ジョウビタキ(?)
ジャガイモ畑を耕していると、おそらく”ジョウビタキ”だろうと思われる鳥さんが直ぐ近くまでやって来た。無視して耕していると、耕した後についていくくる。狙いは畑の中の虫とわかっているが、こちらが近づくと逃げ、無視するとまたやって来る。やっと写真にぱちり。
畑の害虫をたくさん食べてくれたのだろうか、気がつくといなくなっていた。
(記載のない画像の撮影日は3月27日)
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