目的地「五色ケ原」も見えている
その向こうは、まだ訪れたこのない北アルプスの槍が岳や穂高岳が私を呼んでいるように見える。
「槍ケ岳 & 穂高岳」(写真中央)
***** 主に、鬼岳~獅子岳周辺のお花畑を飾る花を中心に *****
「ミヤマリンドウ」(リンドウ科)
「タテヤマリンドウ」 (この花は室堂平で撮影)
鬼岳東斜面の雪渓をトラバース
「イブキジャコウソウ」(シソ科)
「イワオトギリ」(オトギリソウ科)
「イワギキョウ & チシマギキョウ」(キキョウ科)
これは「イワギキョウ」か「チシマギキョウ」か確認することができなかった。果たして・・?
どちらも高山帯の砂礫地、岩の割れ目などに生える。この花に出会うと登山の疲れが癒される。「イワギキョウ」の花は、「チシマギキョウ」より青味の強いコバルトブルーで、斜め上~上向きで咲くことが多い。更に、「チシマギキョウ」の花冠のふちには長い毛があることが特徴。今回のコースでは「チシマギキョウ」が少なく、ほとんどは「イワギキョウ」だった。
上2点が 「イワギキョウ」 下2点が「チシマギキョウ」
岩の隙間に懸命に根を張り、花を咲かせている「チシマギキョウ」
獅子岳山頂から パノラマ撮影
南西 ~ 北方向
南西(薬師岳) 北(雄山)
***** ***** *****
南東 ~ 南西方向
南東(笠ケ岳) 黒部湖 南西(薬師岳)
「タカネツメクサ」(ナデシコ科)
「イワツメクサ」(ナデシコ科)
左:タカネツメクサ 右:イワツメクサ
タカネツメクサがよく目立つコースだった。特に尾根道の乾いた岩場や砂礫地などに大きな群落をつくていて、茶褐色の岩場に白(花)と緑(葉)が遠くからもよくわかった。
「ハイマツ」(マツ科)
高山帯の下部に草丈の低い常緑のハイマツが分布している。昨年の球果(松ぼっくり)の脇に今年の雄花や雌花が見える。実物は写真より”真っ赤”で美しいとい感た。
「ライチョウ」がお出迎え
人懐こい(?)「ライチョウ」で、登山客が去っていくのを最後まで、じっと見送ってくれた。
「鬼岳」の下り道 ~鬼岳東側斜面の雪渓を何回かトラバースして~
「オタカラコウ」(キク科) ~ 霧に霞む斜面がお花畑 ~
舌状花(黄色の長い部分)は「メタカラコウ」より多く、雌花で5個以上となる。
「クルマユリ」(ユリ科)
「シナノキンバイ」(キンポウゲ科)
「ミヤマクワガタ」(ゴマノハグサ)科
「ヒメクワガタ」(ゴマノハグサ科)
「エゾシオガマ」(ゴマノハグサ科)
「ヨツバシオガマ」(ゴマノハグサ科)
「ヒメヨツバシオガマ(?)」(ゴマノハグサ科)
ヨツバシオガマ、ヒメヨツバシオガマの区別はかなり・・???? 本当は「タカネシオガマ」があるのではないかと期待していたのだが、残念ながら出会うことができなかった。
「獅子岳のお花畑」
狭いながらも、登山道の所々にこのようなお花畑がある。尾根より若干下がったところに道がついていて、その斜面に雪が遅くまで残るような環境があるのだろう。やっと花が咲き始めた状況だ。咲いているのはハクサンイチゲやコイワカガミ、チングルマ、アオノツガザクラやツガザクラなどなど。そしてミヤマクロユリも見られる。
五色ケ原が一段と近づいてきた。
***** おまけ ・・上越市高田公園のハス・・ ****
今年も見事なハスを見ることができた。そしてハスの香りも!!
こちらは、我が家の狭い甕の中の ミニバス
以前はピンクのミニバスも咲いてくれたのに・・・・・!!
次回「室堂~五色ケ原」散策 (その3)」最終編 へ続きます。
ご訪問ありがとうございました。