装飾花は、特殊化した花の型で、周辺部の花弁のみが大きく発達している場合呼ぶらしい。花全体を目立たせて訪花動物を誘っているという。装飾花には雄蕊と雌蕊が不完全なために、果実ができないというが・・・・・。
－－－－－ 額咲きの紫陽花 －－－－－
① 「アジアンビューティ」 の 装飾花
日本古来の山アジサイと西洋アジサイから生まれたアジアンビューティは、咲き進むと装飾花にも雄蕊と雌蕊ができる。（不完全な蕊で稔性がないのかもしれないが！）
装飾花の全てではないが、“蕊”があちこちの“花”に確認できる
中央にある両性花と装飾花を比べても“花”の形に違いはないようだ。
② 「九重山」 の 装飾花
「九重山」もヤマアジサイだが、咲き進むと装飾花にも“蕊”が見られるようになる。この蕊は少し貧弱なものが多いが、それでも中央の両性花にあるのと大差ないものもる。写真左の左端の「花」は、萼－花弁－雄蕊－雌蕊がそろっている完全は一つの“花”だ。
③ 「七変化」 の 装飾花
七変化も額咲きのヤマアジサイ。やはり、この装飾花にも“雄蕊と雌蕊”のある完全は花もある。
当然ながら、「八重咲き“城ヶ崎”」 の装飾花に“蕊”できない
－－－－－ 手まり咲きの紫陽花 －－－－－
⑥「手まり咲きの紫陽花（品種名？）」の装飾花
この種の紫陽花はガクアジサイの改良品種だろう。ほとんどの花が“装飾花”となっていて、手まり状に丸くなっている。装飾花には、いまのところ“蕊”は見られない。反対に装飾花の奥をよく見ると、所々に小さな本来の花（両性花）があることが分かる。（写真右の中央少し下の位置）
⑦「コメットピンク」の装飾花
コメットピンクは手まり咲きの西洋紫陽花。こちらも、装飾花には“蕊”はないが、手まりの中には立派な花（両性花－雄蕊・雌蕊がそろっていて稔性のある花）があって、花弁が開いている。
装飾花が手まり状になっているとはいえ、稔性のある花ができている
－－－－－ 両性花（稔性のある花）のみの、別属の紫陽花 －－－－－
⑧「コアジサイ」
装飾花がないのでどこか、寂しげな感じがする（清楚と言った方がいいのかな）
おまけ －－ 中庭 の 今 －－
「ヒメシャラ」
ナツツバキに比べて花が小さい。花付きはいいが、一日で散るのでちょっと不満
「ハナヒリノキ」
左：ナツハゼ 右：ハナヒリノキ
「トキワツユクサ」
「ハナザクロ」
「アブチロン」
木は一年中葉がついているが、やっと赤が咲いて二色の花がそろった
「オトメギボウシ」
オトメギボウシは株の草丈が10cm位で、花茎は30cm程度まで伸びる。オオバギボウシより遅れて今頃咲き始める（更に遅い品種もある）。葉の裏側に光沢があり、花は紫色に濃紫色の脈が入り、 もとの方が白くなっているのが特徴。昨年、日当たりの良すぎる所に地植えしたので心配していたが、綺麗な花が咲いてくれた。
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このところ、なにかと忙しくなってきたので、少しの間（Blog）怠けます