紅葉の盛り 「ウラジロナナカマド」を眺めながら(室堂センター出発)
天候が次第に悪化しそうな気配がしてくる中、午後1:45にスタート、高天原を通って山頂の御前峰まで、ほぼ直登する。山頂着2:25、この頃から風が急に冷たくなってきて、心配になるが、そのままお池めぐりを続けて室堂センターへ3:55頃には戻ることができた。約2時間強、やはり写真を撮ったりすると時間がかかるものだ。
池は山頂付近にできた火口湖
油ケ池 - (紺屋ケ池) - 翠ケ池
(血の池) - 千蛇ケ池 - 室堂センターへの近道分岐
室堂平から見上げる「白山御前峰 山頂」(標高2,702m)
山頂からの眺望 (1)
左端は大汝山 中央は剣ケ峰 その間の池は紺屋ケ池
翠ケ池
後方にはうっすらと、北アルプス・乗鞍岳・御嶽山が見える
山頂からの眺望 (2)
上ってきた道を振り返る --正面に「別山」 右端が「室堂センター」--
山頂付近で出会った高山植物
ハイマツの雌花 (今年の球果、昨年の球果)
至る所に、ホシガラスに食べられた痕があった
「ミヤマコゴメグサ」 (ゴマノハグサ科)
本州の東北地方~近畿地方の日本海側の山地帯~高山帯に生える。基準の標本種が白山。
ツツジ科は花が終わって実ができている
「シラタマノキ」 (ツツジ科)
亜高山帯~高山帯の草地に生える常緑の小低木。実をつぶすとサロメチールのにおいがする。
「コメバツガザクラ」 (ツツジ科)
亜高山帯~高山帯の岩礫地に生える常緑の小低木。高さは5~10cm位にしかならない。白~帯紅白色の花をつけるが、この時期では全て実になっている。
「ガンコウラン」 (ツツジ科)
「アオノツガザクラ」 (ツツジ科)
花は下向きだが、実は上向きにつく
「コケモモ」 (ツツジ科)
午後3:40 あと僅かで室堂センターへ
翠ケ池を過ぎる頃から風が強くなり、おまけに気温が急激に下がってきた。手袋やセーターなどの防寒具は準備しているし、すぐそこにセンターが見えているので不安はなかったが、手の冷たさがこたえた。悪いことに粉雪がちらつき始めた。「そんな!!」と思いながら、紅葉の室堂平をセンター目指して下った。
天気がもっとよければ遠くの北アルプスが綺麗に見えただろうが、小雪が舞う中ではこれが限界。この時期(体育の日前後)は、ずっと以前に立山で遭難騒ぎがあったのを鮮明に覚えている。この時期の山は天候悪化が最も危険なのだ。明日のご来光は諦めようかな。
次回へ続きます
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