スタート地点にある ~グラッシー レイクス ツレイルの看板~
カナディアンロッキーのハイキンぐ地にはいくつもの “Trail” “Pass” が整備されている。しかし、自然にはあまり手を加えないようにしているので、ハイカーとしてもそのことをしっかりと守るとともに、気をつけないらなければいけない。
初日のハイキングがスタートする前に “熊” を発見(その後も2回熊を見た)。ここは彼らの “もともと” の居住地。野生動物と出会うリスクも当然のことと受け止めなければいけない。(本心はハイキング中に会いたくない)
Difficult コース・・・ロッキーの眺めは抜群
スタート地点から30~40分ほど歩くと、眼下にRundl Canal(ランドル運河かな?)、キャンモアの街、その背後にはカナディアンロッキーの雄大な景色が広がる。
キャンモアの街・運河 & 滝(Water Fall)
グラッシーレイク
足慣らしと言うことで、ガイドはゆっくりと歩を進める。50分ほどで目的地(グラッシーレイク ~アッパーレイク~ 湖畔)に到着。ここで遅い昼食(クロワッサンのサンドイッチ)。
周囲を山と崖に囲まれ、鏡の様な水面の・・・“グラッシーレイク”
湖面の標高は1,536m。湖の後ろにそそり立つ崖はロッククライマーの人気スポットという。この日も何組か崖に張り付いていた。
昼食後、湖畔を散策
ブラクティッド ローズウォート エレファントヘッド (ゴマノハグサ科 シオガマギク属)
※ 米名を訂正します(花をよく見るとゾウさんの頭に見えますね)
“塩竈” や “四葉塩竈” の仲間。唇形の花で上唇が嘴上に伸びる。葉は上の写真の様にシダ状の形をしている。※花の名は「カナディアンロッキーの高山植物」を主に参考にしているが、間違いもあると思うので参考程度と思って下さい。
シュラッピー シンクフォイル(バラ科 キジムシロ属)
和名:キンロバイ 植物名は上記図鑑の名前~北アメリカで主に使用されている名を使用。和名があるときは和名を書くようにします。
~日本にも見られるキンロバイと同種かな(或いは、日本のキンロバイは変種?)。この花は6コース全てで見ることができた。
フリンジド グラスオブパーナサス (ユキノシタ科 ウメバチソウ属)
日本のウメバチソウのにそっくり。米名に“Fringed” とあるが、“しらひげ(ウメバチソウ)” ではないようなので、和名は??
アルパイン ロック ジャスミン (サクラソウ科 トチナイソウ属)
日本の“トチナイソウ” の原種にあたる。日本では礼文島や早池峰山高山~亜高山帯などに分布している。米名に “ジャスミン” とあるので、いい香りがするんだろうが、匂いを嗅ぐのを忘れてしまった。
プリックリー ローズ(バラ科 バラ属)
日本の “オオタカネバラ” によく似た花。カナダアルバータ州の “州花”。
ワンフラワード ウインターグリーン(イチヤクソウ科 イチゲイチヤクソウ属)
和名:“一花一薬草” 日本では北海道の亜高山帯針葉樹林に希に見られるという(希少種かな?)。花茎の先端に “1個の花” を下向きに付けるので、写真に撮りづらい。左下画像は斜面に咲いている花を下から撮影。
~~~ これが 今回のハイキングで 一番見たかった ~~~
イエロー レディス スリッパー(ラン科 アツモリソウ属)
和名:カラフトアツモリソウ 北半球の高山や寒地に広く分布しているそうだが、日本では北海道礼文島等にしか知られていない。ピレネーでは花が無い状態のアツモリソウをガイドさんから教えていただいたが、このルートではたくさんの花を見ることができた。
グラシイーレイク全景
次回は・・・「2 ボウ・サミット・ルックアウト ハイキング」を予定しています。
ご訪問ありがとうございます。