~オリオンデ小屋の背後にモンテ・チェルヴィーノ~
午前8時20分トレッキングスタート。モンテチェルヴィーノの南壁は雲に覆われたままで、なかなか晴れない。ここから約2時間30分、高山植物との出会いを楽しみに小屋を後にする。
あっ いた あそこに・・・!!
開始直後に動くものを発見。
マーモット
氷河から流れ下る・・・無名(?)の 滝
トゥールナンシュの谷の眺め
広~い谷の縁を通って下る ・・・・・ 街が グ~ンと近づく ・・・・・
牛の群れ ~放牧中~
更に街に近づくと、カウベルの音がだんだん大きく聞こえてくる。牛さん達が斜面いっぱいに広がって草を食んでいる。右上の方を見ると、別の生き物が。“アイベックス”なのかなと、と喜んで見ていたが、よく見るとこちらにも“ベル”がついている。こちらも食事中の山羊さんだった。
☆☆☆☆☆ 下りは 花との出会いが少なかった ☆☆☆☆☆
それでも、 鮮やかな花がまとまっている
オノブリキス属 ビキイフォーリア(マメ科)
放牧中の牛が好んで食べるので、大群落として残る場所があまりないのか。
ハンニチバナ属 ヌヌムラリウム(ハンニチバナ科)
ウンラン属 アルピナ(ゴマノハグサ科)
UPで
日本の “ウンラン” は主に海岸の砂地に自生する粉白色を帯びた緑色多年草で、花が同じゴマノハグサ科の“キンギョソウに” に似ている。“アルピナ・ウンラン” は、アルプスの海抜1,400m~4,000m位の岩場や礫地に自生する。
トウダイグサ属 キパリスシアス(トウダイグサ科)
本州以南に広く生育している日本の “トウダイグサ(燈台草)” 同様、お碗状の苞葉の中に黄色や濃橙色の花を付ける。和名の灯台草は黄、色い花の様子を燈火の皿に見立てているとのこと。
ハクサンチドリ属 マクラタ(ラン科) バイケイソウ(ユリ科)
左は “ウズラバハクサンチドリ” とよく似ているが、唇弁や苞の形が少し違うように見える。
ムシトリスミレ属 レプトケラス(タヌキモ科)
ユキノシタ属 モスカータ(ユキノシタ科)
☆☆☆ おまけ/// アオスタアルプスで出会った ~別の日 リンドウの仲間~ /// ☆☆☆
オオバナリンドウ ~リンドウ属 クルシイ~
花は5~6cmと大きく、青色の鐘形をしている。次の写真(チャボリンドウ)とは異なり、花冠の内側にオリーブグリーンの斑点や筋がない。
チャボリンドウ ~リンドウ属 コキアナ~
花は、オオバナリンドウと同じく5~6cmと大きく、青色の鐘形をしている。ただ、オオバナリンドウと違って、花冠の内側や外側にオリーブグリーンの斑点や筋がある。
~リンドウ属 ババリカ~
葉は茎の下部の方に密集。花は以下2種と同様に、鮮やかな青色の高杯型花冠。5枚の花弁は放射状に開く。
~リンドウ属 ベルナ~
根出葉はロゼットで地面に密集している。茎の葉よりかなり大きい。花は上・下種と同様に、鮮やかな青色の高杯型花冠。5枚の花弁は放射状に開く。
~リンドウ属 ウトリクロザ~
葉は茎に対生する。花は上2種と同じ鮮やかな青色の高杯型花冠だが、単花もあるが、複数つく場合もある。
間もなく ・・・・・ チェルヴィニアの街に到着 ~麓にある教会(右)~
10:45 トレッキングスタートから、ほぼ2時間30分。予定通り麓の街~チェルヴィニア~に到着。モンテ・チェルヴィーノを振り返る。
トレッキング・5 はこれで終了。街のレストランで昼食。
その後、オリオンデ小屋から見た “グラン・パラディーソ国立公園" のあるコーニュへ向かう。
次回はトレッキング・6 ~グラン・パラディーソを眺めるハイキング~を予定しています。
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