葉を突き破って咲くオニバス
オニバス(鬼蓮):スイレン科の一年生浮水性水生植物で、夏の頃に大きな葉を水面に広げる。オニバス属は本種だけ。花は水中での閉鎖花が多いが、7月から8月頃に水上に花茎を伸ばし、紫色の花(開放花)を咲かせる。
北限のオニバスが咲いている “福島潟” 風景
潟の一部には、蓮の花が満開に!!
福島潟は新潟市の東方に位置する面積271haの湖沼。新潟の四季折々の原風景を今に残していて、オオヒシクイやオニバスをはじめとして貴重な動植物が見られる自然豊かな潟。
蓮や菱などの水草が生い茂る湖面にはダイサギなどの鳥が舞う
オニバスの葉が湖面を覆い尽くしている “オニバス池”
葉の直径は大きいものは2メートルにもなる
葉の表面には不規則なシワが入っていて、表裏には鋭く固い生トゲが生える
葉は丸くシワだらけの折り畳まれた姿で水面に顔を出し(写真下)、徐々に広がる
☆☆ 福島潟 ~その他の水生植物~ ☆☆
ヒシ & コウホネコウホネ(左端)とヒシ(前面に浮いている葉)
福島潟には流水域と止水域が混在している。オニバスは止水域にのみ成育するが、コウホネやヒシなどは少し流れがあるところにも成育しいてる。
コウホネは葉を水面から上に出している。小さな黄色ものが花。
水面に葉を広げているヒシ
葉柄は膨らんで空気を含んでいて、浮き袋になっている。
水面に葉を広げる余裕がないときには、水上に伸び上がって葉を広げることもある。
イヌタヌキモ
イヌタヌキモ(黄色の花) と ガガブタ(白い花)
イヌタヌキモの花
貧栄養~腐食栄養の湖沼やため池、水田などに生育する浮遊植物。葉の一部 に捕虫嚢があり、水中の動物プランクトンなどを捕まえる食虫植物。
ガガブタ
群生するガガブタ(白い花)
スイレンに似た円心形もしくは卵心形の浮葉と白い花
湖沼やため池などにみられる水草。白い花弁の周辺は細かく裂けていて、一面に毛が生えたように見える。あまり水位変動が大きくない止水域に多く成育するようだ。
ミズアオイ
ミズアオイの群生
水田の畦や湖沼などに生息する抽水植物の一年草。高さは最大1mになることもある 。
かつては水田雑草としてよく見られたが、水路の改修などによって個体数が減少し絶滅危惧種に指定されている。県内では、一時福島潟や瓢湖など5カ所でしか確認されなかったというが、最近は保護活動により増えていているようだ。
☆☆ お ま け ~中 庭 の 花 と 実~ ☆☆
ミヤマフユイチゴ
ブルーベリーの収穫始まる
生食 & ジャム用に冷凍保存する
パッションフルーツ
待ちに待った収穫が始まる。しかし今年のできはかなり悪い。形と色がいつもと違って不揃い。例年、形は左端のもの、色は右端のものがほとんどで香りも強かった。重さも軽いので、味は期待できない。
もう少し完熟させてから頂くことにする。
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