羊の群れる "ミルフォード・ロード” の草原 ~サザンアルプスの山並みを背景に~
ニュージーランドの旅は ・・・ テアナウから、フィヨルドランド国立公園のミルフォードへ
私のPCはソフトの問題 (で windows がたちあがらない) なので、リカバリーすることになってしまった。
Dataが消えてしまいそう ・・・・・・(泣けてくる)
Tabletを使って残る "旅” を、なんとかUPしました。
大元の画像を処理するが、使い慣れたソフトがつかえないので四苦八苦。
画像もサイズが思うように縮小できず、少し大きいままのもあります。
宜しかったら 続きをご覧ください
宿泊地はクイーンズタウン
経 路
クイーンズタウン ~ (国道6・94号線) ~ テ・アナウ ~ (国道94号線==ミルフォード・ロード==)
~ ミラーレイク ~ ホーマートンネル ~ キャズム ~ ミルフォード・サウンド
クイーンズタウンからミルフォード・サウンドまでは、直線距離で70kmしかない。しかし国道はいったん南下し、そして西進してテ・アナウを経由してミルフォード・サウンドへ向かう。 テ・アナウを通らなければミルフォード・サウンドへは道路がない。
自然を大事にするためにむやみに道路は造らないという。
(このことは、ニュージーランドにきてからずっと感じていたことだが、素晴らしいことだ・・・!!)
☆☆☆☆☆☆ テ・アナウの花 ☆☆☆☆☆☆
クイーンズタウンを発ってから約2時間半で最初の休憩地 ~フィヨルドランド国立公園の玄関口 "テ・アナウ" ~ に到着。テ・アナウ湖という大氷河湖が広がり、ケプラー山脈などの山々や湖などの雄大な景色を堪能できる。
休憩・買い物の間に、街を散策する。・・・・・・ここも花が綺麗だ!!
八重桜が咲き残っている。
シャクナゲが綺麗に咲いている。黄色やオレンジ花も見られる。
ラベンダーだろうか?
?
コーファイ ?
咲き始めたルピナス
テ・アナウの街をあとにして、見るミルフォード・サウンドに向かう。
テ・アナウからミルフォードサウンドへ道 ~ミルフォード・ロード~ の美しい自然が待っている。
☆☆☆☆☆ ミルフォード・ロード ☆☆☆☆☆
テ・アナウからミルフォード・サウンドまで行く道は "ミルフォード・ロード" と呼ばれ、ニュージーランドで最も美しい道路と言われている。一年通して雪崩や土砂崩れ、落石が発生しやすく、時には道路が封鎖されることもあるという。
幸い南島に入ってからは、ずっと青空に覆われている。
サザンアルプスの山並みの麓をぬって、国道94号線が走る
氷河に覆われた山々が、次第に近づく。
バスは絶景ポイントにとまってくれる。
氷河地形が見え隠れする。
氷河に削られた痕・・・・・U字谷の底を道路が通る。
バスは真っ青な空を背景に、緑生い茂る川筋を黒っぽい岩肌と真っ白な氷河を眺めながら進む。
道路脇にはそそり立つ岸壁が続く。その頂には氷河があって、そこからは幾筋かの水が流れ落ちる。
氷河期の頃には、この谷底も厚~い氷に覆われていただろう。そのU字谷の底を曲がりくねった道路が続いている。バスの大きさと比較すると、この谷の深さも理解していただけるでしょう。
☆☆☆☆☆☆ ミラーレイク ☆☆☆☆☆☆
テ・アナウからミルフォード・サウンドまでの間にある写真撮影スポットの一つ
無風の日には湖面に背後の山並みがクッキリと写るという。 鏡文字の “Mirror Lakes”
山並みが鏡のように湖の水面に映り込んで見える湖と言われているが、残念ながら湖面にさざ波が立っていて、綺麗な逆さアルプスは拝めなかった。右写真の鏡文字も波に消されてしまって、文字を確認できなかった。
天気が良かったせいか、青空を背景に頂に雪をのせたサザンアルプスの山々の連なりがクッキリと見える。
ミルフォード・サウンドと言うところは1年の半分以上は雨で、年間に7,000mm近くも降るという。今回こんなに晴天の日が続いているのはラッキーと言うしかない。
このあたりは湖沼が多い。雨が降り続くと、ここも大水に埋まったのだろうと想像できる。
空の青さを写しこんだ湖面の “ブルー” は空よりも一層青かった。
☆☆☆☆☆☆ 奇岩と原生林の “ザ・キャズム” ☆☆☆☆☆☆
“キャズム” とは、「大きな裂け目や亀裂 」という意味。シダ植物の大木が生い茂る原生林の中に、クレダウ川の急流によって侵食された奇岩群がある。
遊歩道が整備されていて、湿っぽい原生林の中を20分程度で一回りできる。
山から流れて来た水が、この付近で大きな穴に吸い込まれ、地底の川に流れ落ちている。
周囲の岩には“甌穴” がたくさん見られる。
☆☆☆☆☆☆ ミルフォード・サウンド ~フィヨルド・クルーズ~ ☆☆☆☆☆☆
ミルフォード・サウンド
南島の南西部のフィヨルドランド国立公園に位置するフィヨルドで、テ・ワヒポウナムの一部としてユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録されている。
*** フィヨルド・クルーズ へ ***
海面からそそり立つ湾内の山々
ミルフォード・サウンドはタスマン海から15km内陸まで続いており、1200m以上の断崖絶壁に囲まれている。
出港してから20分も進むと入り江の幅が広がってくる。澄み切った空の色との対比で、“群青色” の海が深さが想像できる。
日光浴している “アザラシ”
海にはアザラシ(ニュージーランドファーシール)やフィヨルドランドクリステッドペンギン、ボトルノーズドルフィンやダスキードルフィンなどのイルカがいるらしい。
今回は岸辺の岩場で日光浴している “アザラシ” と船の脇を通り過ぎていくペンギンを見ることができた。(ペンギンは二頭が水中を高速で泳いでいたので、残念ながら撮ることはできなかった)
スターリング滝
雨天時には数千もの滝が現れると言う。しかし常に見られるのは2本でその一つがスターリング滝。この滝も、山頂の氷河が消滅してしまう(2040年頃までには消滅してしまうとか)と見えてしまう運命のようだ。
岩肌にはいくつもの滝の跡(きっと雨天のときに出現する幻の滝なんだろう・・・!)が見られる。
高さ160mの “ボーエン滝”
マウント・ペンブローク山
標高2,014mでミルフォード・サウンドで一番高い山で、山頂付近に氷河の一部が残っている。
晴天に恵まれたクルーズだった(雨の多いところなので) が、雨が降った時の景色~無数の滝、岩盤を流れ落ちるさま~も見事なんだろうなと思った。
クルーズはミルフォード・サウンドの港からスタートし、タスマン海に入ったところで入り江に引き返した。
入り江にそびえる ~マイター・ピーク山(標高1,710m)~
次回は ・・・ 最終回 “ニュージーランドは 春から夏へ ~ その⑦ ~”
プカキ湖~テカポ湖のルピナスや善き羊飼いの教会、マウント・クックを望むミルキーブルーを予定しています。
ご訪問ありがとうございました。
ニュージーランドの緯度はそれほど高くはないと思いますが、氷河を抱く山々があるんですネ。
日本にも申し訳程度の氷河があるとのことですが・・・。
by Mitch (2015-12-21 18:56)
甌穴というのは大分県だったか、見ましたね。
by 夏炉冬扇 (2015-12-21 22:12)
絶景の山並みそして氷河地形、日本でも見られる甌穴
スケールが違う感じがします、いい旅をされましたね。
by g_g (2015-12-22 16:03)