イチリンソウの仲間(1) [キンポウゲ科]
キンポウゲ科 イチリンソウ属の山野草
春、樹木の葉や大型の草が繁らないうちに芽を出し、成長して花を咲かせ種を作る。木々の葉が周りを覆う頃には地上部を枯らし、来年の春まで眠りにつく植物。わずか2ヶ月ほどのはかない命の植物を“スプリング・エフェメラル”(早春季植物)という。
イチリンソウの仲間には 早春季植物が多い
イチリンソウ ニリンソウ アズマイチゲ ヤエイチゲ
キクザキイチゲ
この他にも、ハクサンイチゲや、園芸種であるアネモネやシュウメイギクなどもイチリンソウの仲間である。
春がほど遠い今、里山の早春を思い浮かべながら イチリンソウの仲間たちをご覧ください
画像は山裾で自生しているものや我が家の中庭で栽培(地植え、鉢植え)しているものを撮ったもので、すべてオリジナル。(遠い昔に撮影したものほど写りが悪いので、ご容赦を!)
イチリンソウの仲間たち (その1)
① 「イチリンソウ」
落葉広葉樹林の臨床や林縁に生息、群落を作ることが多い。 葉は3枚が輪生し、小葉は3出複葉で、羽状に深く裂ける。花期は4~5月ころで、花茎の高さは20~30cmになり、大きさ4cm位の白い花を1個先端につける。花弁のように見えるのは萼片で、5~6枚ある。花茎の先に花を一輪咲かせることから一輪草といわれる。
植物は光を十分に受けられる短い春に生活の勝負をかけている。この時期に陽光をしっかりと受け、花を咲かせて種を作り、次世代へ命を受け継ぐ。 春のはかない妖精といわれる「早春季植物」はこんな生活史を持った植物。
② 「ニリンソウ」
茎葉は深く3裂した3枚が輪生し、葉柄はない。表面には白斑がある。3~5月茎の先に径約2センチの白色花を上向きにつける。花弁はなく、花弁状に見えるのは萼片。普通5枚の萼片と言われているが、6~7枚のこともある。花は2個つくことがもっとも多いので、ニリンソウ(二輪草)の名がついている。
花茎が3本のものや1本のものもある。輪生する茎葉に葉柄がなく、葉に小さな斑があることから区別できる(サンリンソウは短い柄があり、葉に斑ははいらない)。
主に湿潤な山地の林床や周辺部に生育。キンポウゲ科は有毒植物が多いが、ニリンソウの若芽は山菜として食用にされている。有毒なトリカブトの若葉にもにていおり、毎年この時期に中毒の報告があるので、要注意!
ご訪問ありがとうございました
イチリンソウの仲間たち(その2)は 「アズマイチゲ、アネモネ、・・・など」
こんばんは^^
早くニリンソウたちが咲く日が来ないかしらね~
待ち遠しいですね^^
by mimimomo (2013-01-27 18:15)
今晩は!
北海道はあと4ヶ月後ですね!!
by シラネアオイ (2013-01-27 18:36)
早くこれらの花を見たいですね
でも2-3ヶ月は待たないと・・・
by g_g (2013-01-27 20:03)
イチリンソウの仲間が花を咲かせる日が来るのが待ち遠しいです。当地では早いものでもあと二ヶ月の辛抱かな。
by satton (2013-01-27 20:23)
こんばんは。
イチリンソウ、ニリンソウ、どちらも可憐な花ですね〜
山歩きをしないせいか、あまり見る機会がありません。残念です !
by yakko (2013-01-27 20:57)
5月初めにはイチリンソウ、ニリンソウの咲く但馬の兎和野高原は今1m以上の雪・・・春は未だまだ・・との由。
by OJJ (2013-01-27 21:04)
こんばんは。
よく観察してあります。
一緒に歩くと、きっと楽しいな。
by 夏炉冬扇 (2013-01-27 21:36)
この種類のお花は、高知県ではかなり山奥に行かないと見られないようです。
by Baldhead1010 (2013-01-28 04:43)
あ~、本当に春が待ち遠しいですね。
今朝の千葉はうっすらと雪が積もっています。
by よしころん (2013-01-28 07:42)
色々とあるものですね。
こちらの牧野記念庭園ではユキワリイチゲが咲くと新聞などで話題になります。
by ゆきゆき (2013-01-28 11:29)
こんばんは。少し早すぎる話題で済みません。
中庭は雪が少しだけ積もっていて、寒椿もまだつぼみが堅くて、こんな話題しか載せられませんでした。
ご訪問&コメントありがとうございました。
mimimomoさん:“イチリンソウの仲間たち”は4回シリーズです。おつきあいください。
シラネアオイさん:雪の4ヶ月は長いですね。
g_gさん:これからの時期は、楽しみを待つ時期なので、そのうちに“ソワソワ”が始まります。
sattonさん:昨年と違う花と出会えるとうれしいんですが。中庭の山野草も、毎年違う顔を見せてくれます。それが楽しくて!
yakkoさん:どちらも、“春のはかない妖精”たちです。機会があったら、是非楽しんでください。
OJJさん:兎和野高原は5月ですか。少し遅いんですね。待てそうもないですね。
夏炉冬扇さん:山を登っていても、いつも遅くなってしまいます。つい山野草に目が奪われて。
Baldhead1010さん:こちらでは、近くの山裾でこれらの花をじっくりと見ることができます。
よしころんさん:まだまだ、雪が降りますね。新潟もまだ何回か覆われますね。
ゆきゆきさん:“ユキワリイチゲ”はまだ見たことがないいんです。ルリイチゲとも言われるこの花を、いつか、どこかで見てみたいと思っています。
ご訪問ありがとうございました。
tochiさん
あんぱんち~さん
ハマコウさん
xml_xslさん
グリーンさん
by michi (2013-01-28 22:41)
こんにちは~~
今までアズマイチゲとキクザキイチゲの違いが分からなかったけど、葉っぱの違いで判別なんですね^^
by せつこ (2013-01-30 11:43)