雨続きだった 「山菜シーズン」 & おまけ? [山菜の愉しみ]
山 菜 採 り
ゴールデンウィークは山菜のシーズン。今年の連休は雪どけの遅れと天候不順で、山には雪が遅くまで残っていた。しかも、その雪消えも不ぞろいで、ところどころで春が進んでいた。もちろん、そんなところが私の狙い目だ。今年の収穫の一端を紹介します。
ウド (ウコギ科)
カンデナ (こんな斜面にある)
カンデナ (和名イヌドウナ キク科)色の違うものや茎に毛のあるもの・ないものが混在
ヒトリシズカ
山菜採りは、雪消えを追いかけて山の斜面を上り下りする事がおおい。採る種類によっても異なるが、今年の雪はどうかと考えながら、入る斜面や沢を決める。ちょうどいい時期に出会うと、その場でリュック一杯になると斜面を降りるのがとてもつらい。肩が重いやら足をとられるやらで、ふらふらしてしまう。最近は足腰が弱ってもつれることしばし、といったところだ。そんなときに出会う山野草とほっとする。今年もまた出会えたなと、少しの間眺めては英気を取り戻して、また出発する。山野草との出会いも楽しみの一つだ。
ミズナ
「ミズナ」 左:アカミズ (和名ウワバミソウ イラクサ科)
右:アオミズ (和名トキホコリ イラクサ科)
アカミズとアオミズは別種で、茎の色も赤がアカミズ(左)、青いのがアオミズ(和名トキホコリ 右)。本来の「アオミズ」は同じイラクサ科の別種をさしていて、こちらも山菜として食用にされているが、私は「トキホコリ」を「アオミズ」として採っている。
山 椒 (ミカン科)
すてきな山野草に出会うのは楽しいが、ときには上の写真のようなものに出会うと、一瞬ぎょっとすることがある。これはマムシグサ。名前のようにマムシに似ているのだ。あたかも草むらからのぞいているように見えるときがある。できれば、(本人には悪いが)、別の山野草に出会いたいものだ。間違っても、これは食さないでください。私の体験から、一口噛んだだけで、口の中に辛みと何ともいえない強烈な味がする。
チシマザサ (別名ネマガリタケ イネ科)
これもまた、赤いものと青いものがある。私は、青い方のタケノコが好きだ。美味しく食べには、採りたてを、からのついたままを炭火で焼いて食べること。山菜は天麩羅にしたり、茹でたり、和え物にしたりすることが多い。タケノコも天麩羅や味噌汁にもいいが、新鮮なものは焼くに限る。
イカリソウ スミレサイシン
これも 眺めるだけ
コゴミ (別名アオコゴミ)
和名クサソテツ (オシダ科)
多年生のシダ植物。春先、栄養葉(左)が出て、高さが1mぐらいにもなる。食べるのは出始めの左の状態のもの。右の栄養葉の両側の茶褐色のものは、秋に出た胞子葉が残っているもの。
アカコゴミ 別名アブラコゴミ (和名 イッポンワラビ オシダ科 )
タラノキ(ウコギ科) ドングイ 別名スカンポ (和名オオイタドリ タデ科)
こちらも眺めるだけ (サワハコベ と エンレイソウ)
もう少し続きます
コシアブラ (ウコギ科)
シオデ (ユリ科)
和製のアスパラガスと言われるほど美味しい。左は「葉シオデ」、右は「ホンシオデ」と区別しているが、正式和名は、「タチシオデ」と「シオデ」である。「サルトリイバラ」の仲間である。
ユリワサビ (アブラナ科)
ゼンマイ (ゼンマイ科)
これはすぐには食べられないが、美味しい山菜だ。採ったあとに、綿のような毛をとって、茹でて、干して、もんで・・・・・と言った行程があって初めて口に入る。できあがりは、かさが減りかなり軽くなる。今年は太いゼンマイを採ることができた。
オオバキスミレ
斜面一面に、オオバキスミレが咲いている。春のまだ早い時期、地面が緑に覆われる前に一斉に開花している。
セリ (セリ科)
フキノトウ フキ (キク科)
蕗は早春葉に先駆けて花茎を伸ばす。これがフキノトウである。雪どけ付近では、前進が黄色い。蕗も蕗のとうも両方美味しい食べ方がある。蕗は花後に葉を伸ばす。この葉柄や葉身を佃煮にして保存し、1年中食べている。この佃煮には山椒の実がよくあう。
アイダケ (別名アイコ 和名ミヤマイラクサ イラクサ科)
ウルイ (和名オオバギボウシ ユリ科)
庭に植えられているオオバギボウシ
山菜採りは、六十路を越えた私の春の年中行事になっている。我が家から1時間くらいのところに、入山できる地域がある。時にはもう他の人が入った後で、すこししか採れないこともあるが、そんなときも歩いているだけで楽しい。草春季植物と出会いのなかに、春を肌で感じとることができるからである。もう暫くは、こんな楽しみを続けられるであろう。自然の恵みに感謝を忘れずに山を歩き、恵みを食することにする。
ここで、本日の おまけ
今日は日食 皆さんの地域ではどうでしたか?
朝、思い出してデジカメで撮りました
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撮影2012.5. 21 デジカメ(Sony DSC-Hx9v) に溶接用遮光ガラスをつけて zoom撮影
1:a.m.7:18 Iso100 1/80 F14.0 2:a.m.7:35 Iso100 1/50 F14.0
3:a.m.7:42 Iso100 1/100 F5.9 4:a.m.8:02 Iso100 1/160 F5.9
デジカメのzoom機能で撮影したため、残念ながら倍率が4コマとも異なっている。食分は、3と4が0.912で、この時間の間が最大食分となっていたことになる(a.m.7:38 0.917)。
a.m.7:47 出勤途中の木陰で (携帯電話のカメラで撮影:木漏れ日に日食中の陽が映る)
ご訪問ありがとうございました
こんばんは^^
羨ましいわ~涎が出そう。
知らない山菜も一杯!
タラの芽やこごみ、蕗の薹など、スーパーで売られているようなものは
知っていますが。
いろいろあるものですね~
by mimimomo (2012-05-21 22:06)
山菜、冷凍庫へ塩漬けにしています^^
一年中おいしくいただけます。
by Baldhead1010 (2012-05-22 05:34)
おはようございます。
北国ではこれからが山菜のシーズンです!!
by シラネアオイ (2012-05-22 07:32)
芽吹いたばかりのウド柔らかそうで美味しそうですね
今年は山菜採り控えております、原発の関係で・・・
こんな時に限って一杯生えてます。
オオバキスミレの群生を見てみたいです。
by g_g (2012-05-22 09:01)
こんにちは^^
食べられる山菜は沢山あるのですね〜
ご自宅から1時間ぐらいで山菜採りが出来るのは羨ましいです。
私もオオバキスミレの群生を見てみたいです。
シラネアオイも綺麗ですね♪
by いろは (2012-05-22 15:03)
今日は。
今朝畑脇の竹林で破竹を探しましたがくだでした。あれおいしい。
緑の日食、グッドです。
by 夏炉冬扇 (2012-05-22 18:00)
こんばんは、ご訪問ありがとうございます。
日食はいかがでしたか?ちょうど食の最大の頃に、孫から電話。「金環食見たよ」なんて。おかげで、食最大時刻の写真は撮れなかった。写真が緑色しているのは、使った遮光ガラスのせいです。
mimomomoさん:たくさんありますね。でも、まだ私の知らないものもたくさんあるんです。美味しいものきっとあると思います。
Baldhead1010さん:冷蔵庫が満杯なんです。山菜はほとんど食べてしまうんですが、ウドやカンデナなどは樽に漬けています。
シラネアオイさん:これからですね、私の方はこれで終わりでしょうね。タケノコはまだ採れるようですが。熊もいますので・・。
g_gさん:そうですね、かなり散らばっていますからね。私は、まあ、いいかと思っています。
いろはさん:オオバキスミレは斜面に多いんですね。まだ、周りが鬱蒼としないうちに咲くんですね。
夏炉冬扇さん:破竹ですか、美味しいんでしょうね。孟宗竹とは違う味なんでしょうか?味わってみたいですね。
ご訪問ありがとうございます。
グリーンさん
xml_xslさん
月夜のうずのしゅげさん
by michi (2012-05-22 19:18)
こちらにも生えているのに山菜とは知らずにいたものがずいぶんとありました。来年はこれを参考にいっぱいとります。
by satton (2012-05-22 19:51)
食べられる山菜、こちらでも沢山有ると思うのですが、間違って毒セリやトリカブトを獲らない様に・・と花しか興味無い家内が煩いのでまあワラビ、ゼンマイ、ウド、タラの芽止まりです。蕗の董は大抵出遅れでして・・涙)
by OJJ (2012-05-22 21:20)
こんばんは。コメントありがとうございます。
sattonさん:他にもたくさんありますが、食べないものの方が多いようですね。
OJJさん:キノコと同じで、食べられると確信の持てるモノだけにしたほうがいいですね。トリカブトとニリンソウの間違いは毎年有ります。私は、ニリンソウに混じっていたトリカブト(そのときはおかしなニリンソウだなぐらいにしか思わなかった)を、植えて確かめました。あとで、花が咲いてわかりました。食べなくて良かった。
ご訪問ありがとうございます。
さとしさん
by michi (2012-05-23 18:13)
こんばんは~~
コシアブラは庭にありますがまだ、木が小さいのでまだ芽を摘んだことはありません。
山は宝の宝庫ですよね、フキ、ワラビ、ウルイ、はお隣さんから頂いて食べました。
山菜採りは苦手なんです。
by せつこ (2012-05-26 20:38)